飲み気書き気

 暖かくなったと思って上着を着ずに出勤したら、夕方になってちょっと後悔した。
 そういえば、春は気温の変化が激しいのだった。

 夜、餃子を食う。「好餃子」のぎょうざっ子。
 味が薄い。

 妙に疲れていたため、ほとんど何もせずに11時くらいまで過ごした。
 境亭女将さんから突然電話。

 「もしもし、塚ちゃん? 元気?」
 「元気です」
 「今ねえ、近場のスナックにいるんだけど、来ない?」
 「いやあ、僕、今、実家にいるんですよ」
 「そうかあ」
 「どの店です?」
 「近所の店。いい店を発掘したんで、ボトル置いてるのよ」
 非常に心惹かれる話であったが、今から出てもつくのは12時過ぎになってしまうだろうと思い、また今度ということに。

 電話を切るといよいよ本格的に途方に暮れてしまった。
 ビールでも飲もうかと思ったが、こういうテンションの時は2リットルくらい飲んでしまうので、飲み気が去るのをしばし待つ。
 そのうちにどうでもよくなってきた。

 今日は台本を書かなかった。台詞が全く浮かばない。ひどいのを書いてしまいそうだ。
 よって、今日は寝る。