血圧上がる

 芝居で使う音だが、4曲ばかりまだ決まっていない。
 それを夕方に探す。
 綾香や片桐が貸してくれたCDからも候補曲を絞った。
 夕方、田端の稽古場へ。
 音響の金高さん来る。
 蝉の鳴き声や刀の斬る音、花火の音などを聞かせてもらう。

 田端の区民集会所には血圧の測定器がある。
 「第二ゾーンへ」の時に測った値は正常値だったが、今日の通し前に測ったらかなり上昇していた。
 隣で見ていた直美ちゃんが、
 「高い!」
 と驚いていた。
 やはり忙しさのためだろう。

 金高さんと音響の話をしている最中、ロビーで女優陣の嬌声が聞こえた。
 利用者の忘れ物箱にPLAYBOY別冊があり、その中の外人モデルヌードを皆で見ていたのだった。

 7時20分頃より通し。
 例によってヴァームの助けを借りる。
 昔は本番直前になるとよくリポビタンDを飲んでいたが、ヴァームの方が体への負担が軽いし、効き目が長持ちするようだ。
 だが、最近は食生活が乱れている。
 ご飯を最後に炊いたのはいつだろう。
 買い物をする暇がないから野菜も不足しているし。
 血圧があがったのもわかる。