そして野球の季節

 朝8時前に起きた。
 西荻窪へ。

 昨日は強い雨が降った。
 土曜日の井の頭公園がものすごく混んでいたのは、日曜日の天気予報のためだったのだろう。
 しかし桜はまだ散っていないようだ。

 読む本がなくなってしまったので、本棚から小林信彦『テレビの黄金時代』を引っ張り出してポケットに入れておいた。
 しかしあっという間に読んでしまった。

 夕方、西荻窪の『登亭』へ。
 とんかつ定食を食べる。
 ご飯は中盛りだった。

 昨日買ったすき間テープを窓の枠に貼る。
 今日も風が強く、部屋の窓に近いあたりが砂っぽくなっていた。
 すきま風は馬鹿に出来ない。

 山中貞雄監督のことをネットで調べる。
 二十数本の作品を監督したものの、現在見ることができるのは三作品だけという。
 『丹下左膳餘話・百萬兩の壺』はアメリカの技術を駆使し、昭和10年当時としてはもっとも優れた録音がされているそうだ。
 大河内傅次郎の声は聞き取りづらいことで有名なのに、昨日の映画ではまったくそのように感じなかった。

 しつこく『ドラクエ7』をやる。
 メインのストーリーに絡む人物の台詞が、ゲームの進行にあわせてしっかり書かれているのは当たり前のことだが、ストーリーとは関係のない市井に生きる人々の台詞が実に生き生きしていることに今さらながら驚く。
 脇役がしっかり書かれているから、登場人物を増やして群像劇にする必要がない。
 町の人の台詞に注意しながら、シリーズをやり直していくといいかもしれない。

 今年も野球の季節が始まった。
 パリーグはやはりソフトバンクが優勝の最有力候補だと思うのだが、セリーグはわからない。
 阪神、中日あたりは今年も強いとは思うけど、原監督体制下の巨人には憑きものが落ちたような潔さを感じる。
 去年、負け試合でも粘りまくった横浜は、個人的に今年の一押しだが、優勝するとまでは思えない。
 ヤクルトの古田監督は新鮮でいいけど、6月を越えたあたりで疲労がどう影響するか。
 戦力比較ではなく、ムードで考えると、どのチームが優勝してもおかしくない状況だと思う。
 あえて、巨人? と予想しつつ、横浜を応援しようか。