幕末太陽傅

 昨日の夜はいつの間にか寝てしまったようだ。
 眠くなるといつも、座ったまま上半身をぐるぐる回す。
 意識しているわけではないので、本能的な動きだ。
 酒が入っている時などは酔いがいっそう深くなるので、眠気覚ましの役には立っていない。
 本能の目的は不明だ。

 昼に起き、稽古予定を作るために台本を読む。
 人数が多いため、一人あたりの割り当て稽古時間は少なくなる。
 3ヶ月くらいじっくり稽古したいところだが、稽古時間は長ければいいというわけではないことも、過去の経験から知ってはいる。
 知ってはいるが、それでも長い方がいいなあと思う。

 3時過ぎに図書館へ行く。
 借りたい本は色々あったが、まだ読んでいない本もあったので、読み終わった本を返すだけにする。
 帰りに買い物。
 ソーセージ、レタスなどを買う。

 夕方7時頃、中山君がバイクを引き取りに来る。
 「えっ? ライトもつかないんですか?」
 いくら昼が長くなったとはいえ、7時ともなれば外は薄暗い。
 運転していこうか迷ったあげく、中山君はバイクを押して帰っていった。
 うちに来る時間が7時近くになったのは、大相撲の千秋楽を見たからだろう。

 夜、珍しくパンで済ませる。

 稽古予定を作り、MLに配信した。
 先月からレンタルサーバーを借り、サーバーからMLの登録ができて色々便利だ。

 9時、プリンタ用紙を買いに行く。
 夜になると外は寒い。
 もっとも、半袖ならという条件がつくが。

 『幕末太陽傅』DVD見る。
 ビデオを持っているのだが、古い映画はDVDで見ると色々な発見がある。
 画面に小さく映っている子猫だとか、奥の方にいる役者の表情がはっきり見える。

 この映画は、最初に見たときはよくわからなかった。
 2回3回と見直すうち、だんだん面白さがわかってきた。
 フランキー境のすばらしさは言うに及ばずだが、あばたの金ちゃんを演じる小沢昭一が出てくるといつも笑ってしまう。
 そのあばたも、DVDで見るとはっきりしすぎていて気持ち悪いのだが。