3学年下の後輩

 大学時代一緒に芝居をやり、卒業後は海外を仕事で転々としているシゲが日本に帰ってきた。
 土曜日に日本を発つとのことで、急な話だが今日の夕方飲むことになった。

 集まったのは、三学年下の代の女の子中心。
 それに、浅香、シゲ、シゲ妻のタカハシ。
 そのメンツと飲むというのは、学生時代でもなかった。
 惑星直列のような偶然。

 三学年下の女の子は、後輩ゆえに女の子と書かざるを得ないが、全員完膚無きまでに大人であって、4人とも結婚しておりそのうち2人は子供がいる。4打数4安打2ホームランみたいな感じだ。
 しかしほぼ十年ぶりに話をするので、旧姓でしか呼びようもなく、かといって傍若無人だった学生時代のように「おい誰々」と呼び捨てるわけにもいかない。みんな大人になった。

 4打数1安打の曽根さんからカレーパウダーをもらう。
 シゲ曰く、彼女は労働基準法に違反するほど給料の安い仕事をしているとのこと。
 その仕事とカレーがどう結びつくのかわからなかったが、カレーパウダーからはしっかりとした香りが漂い、週末あたりにカレーを作るんだろうなあと自分の行動を予測した。

 タカハシも今年から仕事でケニアに行くらしい。
 シゲは土曜からリベリア行き。
 夫婦がアフリカの東海岸と西海岸に離ればなれになるという、リヴィングストンとスタンレーもかくやという状況だ。
 「シゲ博士でいらっしゃいますか?」
 みたいなことに再来年あたりなるのか。

 11時まで話す。
 名残惜しいが、また会う日まで解散。
 メールアドレスを教えてもらったので、カレーを作ったらお礼の返事でも書いてみようか。

 12時帰宅。
 汗びっしょりなのに体が冷え切っている感じ。
 おでこのぶつぶつが気のせいか増えたようだ。酒のせいか?