今回の芝居では

稽古場が祐天寺から中目黒に変更。
祐天寺駅で降りるのは28年ぶりだったので少し残念。

今回の公演では、韓純師匠という役を演じることになった。
夏候惇の師匠である。
その設定に加え、台詞的に特徴が付け加えられている。
こうなると作者から<お題>を与えられたようなもので、頭と感性を働かせることになる。

芝居の世界における役割や目的が台本に示されており、示されていない部分をどう考えるかが、楽しみの一つになる。
頭の中に中国大陸の地図を作り、自分の役がいつ生まれどこで育ったかを考えたり。
他の人物とどのように出会い、どう思いどう思われているかを考えたり。
当然のことながらパターンは無数にある。
その中から一つの正解を求めるというやり方よりは、無数のパターンのどれもあり得るというパラレルな形にしておいた方が、楽しめるんじゃないかと思う。

夜、殺陣をつけてくれる奥住さん来る。
稽古用にごく簡単な動きをつけてもらう。
自主練せんといかんなあと思う。

9時半、稽古終了。
渋谷から井の頭線で帰る。

大相撲ダイジェスト見る。
昨日の夜は朝青龍と安馬の取り組みが面白かった。
朝青龍は一瞬の隙を見て安馬の腕をひねり転がしたのだが、相撲とは思えぬスピードの応酬は見ていて興奮した。
序盤のしばき合いは、往年のパンクラスみたいだった。
朝青龍は今日も勝ち、どうやらまたしても優勝しそうな勢いである。