『イカ天』特番

昼12時起き。
「ラーメン大」へ行き、野菜増しを食べる。
J-WAVEが流れていた。
TOKIO HOT 100 の年間チャート。

デビッド・ボウイの “Let’s Dance”をサンプリングした曲がえらく格好良かった。
原曲はデビッド・ボウイのファンには人気がないのだけど。

買い物に行く。
黒豆、焼き豚、なます、里芋、こんにゃく、れんこん、しいたけ、テリーヌ、豆きんとん、かまぼこ、ニシン巻き、三つ葉、餅を買う。

帰宅後、掃除と洗濯をする。

夜、アップルパイを作る。
バターを粉の中で粒上にしていく生地は、スコーンを作る時に初めて覚えた。
応用型としてタルトが作れるようになった。
というわけで今度はアップルパイだ。
しかし手作り生地だとさくさく感を出すのは至難の業だろう。
パイシートを買った方が楽だ。
が、自己満足で作っているので、楽かどうかは関係ない。

用いたレシピは、生地の量が非常に多かった。
敷く分とかぶせる分があるため、小麦粉の量が2倍なのだ。
だが、相変わらず生地をまとめる段階でうまくいかない。
まとまりきらず、ぼろぼろ崩れる部分ができてしまう。
その状態で無理矢理リンゴをかぶせたため、オーブンで焼いている時に隙間からフィリングの汁が吹きこぼれてしまった。
だが、焼き上がるとそれなりに旨そうだった。
冷やして、明日以降正月にかけて、コーヒーとともにちびりちびり食うのだ。
酒飲みが塩辛を仕込み終わった時の気持ちに似ている。
そう考えれば、菓子作りなんざちっとも変ではない。

『イカ天』の特番を見た。
直撃世代なのに、放送当時ほとんど見たことがなかったので、懐かしさを感じることはまったくなかった。
BEGIN、たま、カブキロックスくらいか。リアルタイムで知ってたのは。

相原勇のしゃべり方と眉毛に、時代を感じた。
自分のことを「ボク」と言ったり。
「次のバンドは、このバンドだいっ」と言ったり。

審査員に、移動銀次と吉田建がいた。
のちに二人とも、ウルフルズのアルバムをプロデュースする。
『すっとばす』『バンザイ』『Let’s Go』
『すっとっばす』と『バンザイ』が伊藤銀次。
『Let’s Go』が吉田建。
聞き比べると、違いが非常によくわかる。

たまは、今も昔も変わらぬたたずまいだった。
世に出るのが10年以上早かったのではないかと思う。
1989年当時では、色物というフィルターを無理矢理でもつけないと、到底お茶の間には受け入れられなかったと思う。
何しろ、バブルの絶頂期だ。

放送された土曜深夜という時間帯は、三宅裕司とSETの番組を昔から良くやっていた。
『冗談ストリート』とか。

特番で放送された内容は、90年春までがほとんどだった。
審査員が交代し、つまらなくなっていった後半の映像は、ほとんど流れなかった。
トータルで5分くらいだった。