寒い日

気温が急に下がった。
部屋にいると手足の冷たさを感じた。
しまった長袖を出すのは面倒くさい。
かろうじて残っていた一枚を着る。

夕方稽古。
5時丁度に家を出る。
稽古場に着いたのは6時15分だった。
いったん池袋に出なければいけないため、直線距離に比して時間がかかるわけだ。
走って行けばもう少し早く着く。

アップ代わりのバレーボールの後、本読み。
前半を読む限り、自分のやる役は何か秘密を知っていそうだ。
これから陰謀を巡らすのか、それとも誰かを守るのか。
どちらに転ぶかわからない。
いずれにしても前半は、なにを考えているかわからない人物に見えるようだ。
台詞の言い回しに癖がないため、あっさり演じることで目立たない人物を作れるかもしれない。
役の職業を考えると、目立たないことでかえって一部の人の目を引くという状態が理想的ではないかとも思う。
笑わせる芝居をあて書きされている感じはないので、台本がすべてあがったら、芝居全体のムードがどういうものかを観察するか。

稽古後、速やかに帰宅。
稽古場から普通の速度で駅に歩くと、丁度普通電車が来る。
このタイミングで帰れると、帰宅時間が11時前になる。

T・カポーティ『ティファニーで朝食を』読了。
村上春樹の翻訳。
表題の中編と、数本の短編で編まれている。
終身刑に服す男の話、フルーツケーキを焼くばあさんの話が面白かった。