突然の声枯れ

7時半起き。
体が汗ばんでいた。
部屋が散らかっているのを見て元気が失せる。

昼、格闘技マニアの集まるカフェでランチを食べる。
鶏肉のフォー。
味はまあまあ。

昼過ぎ、フォームの改修をする。
地味な作業。
根気がいる。
夕方までに片をつけ、劇場に向かう。

6時過ぎ劇場入り。
やたらに痰がからむ。
着替えとメイクをしながら地味に発声をする。

二日目開演。
最初のシーン、自分の声がやけに低かった。
喉の状態が寝起きと同じなのだろう。
大声を出す芝居だったら、喉をつぶすところだ。

次のシーンで、突然痰がからんだ。
咳払いをしてなんとかなるレベルではなかった。
そのままつぶれた声で芝居をする。
集中力の半分を、声を出すことに持って行かれた。

楽屋に戻り、奥の方で口元を押さえ咳をする。
声は元通りになった。
「次、からんだら、舞台上でもいいから咳払いしな」
と小田さんに助言を受ける。

次の出番まで延々とハミング発声をし、喉を柔らかくした。
後半の発声は無事だった。

終演後、お客さんに挨拶する。
ばんちょー、るみさん、蜂須賀さん、肘岡さん来る。
「いきなり声変わってるんだもん」
と、ばんちょーは笑っていた。

「俺んち」で飲み。
高橋君と話す。
なっつとのシーンが肝になるということや、ものの考え方についてなど。
「ああ、すぐにでも芝居してえ」
と彼は言った。
若さよの。

1時半帰宅。
蒸し暑い。
クーラーのタイマーを入れて眠る。