海準備

昼、屋上にて体を焼く。
黒くなりたいというより、焼くことで今年の夏を自分の体に刻みつけたい。
いわば、夏と私の契りなのである。

屋上は見晴らしが大変よく、トランクス一丁になっても鳥と蝉と飛行機以外にはのぞかれる心配はない。
全裸も可能なのだが、万が一トランクスが風に飛ばされてしまった時のことを考えてはいたままにしている。

1時間と少々焼き、外出。
中野の大勝軒で遅い昼食。
その後ドンキホーテへ行き、パラソルなどを物色。

買い物をして6時過ぎに帰宅。
明日、恒例の海巡礼をするため、お弁当用に唐揚げ、切り干し大根の煮物、蒸かしたかぼちゃ、キュウリの和え物など作る。

今年こそは千葉の海に行こうと考えていたが、クラゲが多く、近場は水があまりきれいでないという情報を得て、結局以前二回行った三浦半島の油壺へ行くことにした。
心配なのは天気である。
明日は不安定で、ところによりにわか雨が降るらしい。
先週の大雨が脳裏をよぎる。
雷を伴った激しい雨を、泳ぎに行って体験したことは今まで一度もない。

稲妻が脳天直撃したら、どうなってしまうのだろう。
即死ならいいが、いやよくないが、人造人間のように不死の体となり、愛を求めて彷徨する運命となるのもイヤだ。

12時過ぎに寝る。