夏の打ち上げ

朝、天気予報を調べる。
昨日に続いて変わりやすく、50%の確率で雨が降るとの予想。

窓を開けると寒かった。
部屋の温度は21度。

10時過ぎ、昨日作ったチャーハンの残りとモツ煮込みを食べる。
そのうちに部屋の温度が上がってきた。
雲の切れ間から太陽が見え隠れしていた。

12時を過ぎると、日が射している時間の方が長くなった。
屋上に上がり、体を焼いた。

8月の土日は、天気に恵まれなかったと思う。
だけど最後の今日、少しでも晴れているということが、エンディングとしては悪くないと思えた。

2時間も屋上にいてしまった。
皮は一度剥けているから、体は赤くはならず、赤黒くなった。
関羽のように。

水を浴び、白玉ぜんざいを食べる。
暑いからか、昨日よりも美味しい。

夕方、買い物に行く。
スイカが丸ごと1個500円だったので買う。
1000円のものの方が美味しそうだったが、あまりにもでかすぎた。
半分に切っても、冷蔵庫に入らん。

夜、づけ丼を食べる。
づけダレはシンプル。
酒と醤油を1:1で割り、わさびを溶かし込むだけ。
つけ時間は20分。
ご飯の上に刻んだ海苔敷き、その上に刺身を並べ、上から刻んだ大葉をのせる形。

黒糖梅酒をちびちび飲む。
無聊を紛らすため、なにか面白い映画でも見ようと思い、DVDを探す。
『幕末太陽傳』があった。
久しぶりに見る。
楽しい。

夜、岡田准一のラジオを聞く。
ゲームクリエイターがゲストだったが、ゲームも本人もよく知らない。
有名な人のようだ。

ゲームをやらなくなって久しい。
理由は、面白いからだと思う。
面白すぎるゲームをプレイすると、自分の人生が享受するはずだった面白さが横取りされ、目の前のゲームに凝縮されているように感じる。

ゲームは、少し<足りていない>方が好みだ。
想像力で補う楽しみがある。

ラジオを消し、梅酒を少し飲み直す。
夏の打ち上げだ。