手塚治虫展

朝8時起き。
昨日の残りのカレーを食べる。

11時過ぎに外出。
外は雨。
12時過ぎに両国へ。
蔵前橋通り沿いの<クインベル>にて昼食。
牛カツサンドと、海老ドリアを頼む。

出てきた牛カツサンドを見てのけぞる。
カットされたカツの肉が、ミディアムで焼いたステーキのように赤い。
かぶりつく。
柔らかい。
夢中で食べた。

海老ドリアは、クリーミーで優しい味だった。
寒い夜に出されたら、顔がほころんでしまうような。

両方で結構な量があったのだが、ぺろっと食べてしまった。
ランチタイムなので、サーロインステーキなどが安かった。
今度ランチタイムに来ることがあったら、ステーキを食べてみよう。

雨の中、江戸東京博物館へ。
手塚治虫展のイベントとして開かれた、手塚治虫アカデミー『永遠の火の鳥』を拝聴する。
司会は手塚眞。パネラーは、松岡正剛、岡野玲子、夢枕獏、夏目房之介の各氏。
手塚眞さんが司会慣れしているのが意外だった。
岡野玲子さんは「太陽編」
獏さんと夏目さんは「鳳凰編」を推していた。

自分は「異形編」が昔から好きだったのだけど、最近「太陽編」が好きになった。
狗族の世界へ二人が走っていくラストシーンは、まるで唐十郎の芝居のようだ。

アカデミー拝聴後、展示を見る。
生原稿、少年時代の蝶の観察ノート、文具、写真などが展示されていたが、一番目をひいたのは生原稿だった。
ついつい読んでしまうのだ。

展示ブースを出るとグッズ売り場があった。
ブラックジャックのトイレットペーパーがあったが、誰が買うというのか。

キャラクター商品としては、アトムやジャングル大帝、リボンの騎士が多い。
リボンの騎士のサファイアは、女の子っぽい表情をしているものが圧倒的に多い。
アニメの『リボンの騎士』は子供の頃大好きで、再放送は全部見たが、サファイアはいつも男の子っぽかったものだ。
ごくたまに女の子の面を見せるから、可愛かったのだ。
サファイアと結ばれるフランツ王子のことは、だから未だに大嫌いである。

6時過ぎに江戸東京博物館をあとにする。
雨は降り続いていた。
7時過ぎ、西荻の<ぷあん>で夕食。
カオソイを食べる。
ココナッツミルクの入ったエスニックラーメンといった感じ。
見た目の量の割にお腹が膨れる。
辛くて旨い。

8時過ぎ帰宅。
手塚治虫の速読エピソードを、眞さんが話していたのを思い出し、その辺にある本をめくってみた。
長いこと意識していなかったフォトリーディングを試してみる。
全くダメだった。
普通に本を読むスピードさえ落ちている。
技術として、訓練し直さないと。