至高の竹の子ご飯

朝、芋を2本食べる。

『ジャック』のキャスティングがそろそろ大詰めだ。
7月は色々な団体が芝居をするため、スケジュールがかぶってしまう役者さんが多かった。
海の日前後は芝居がしやすいのだろうか。

チラシもそろそろ大詰め。
顔合わせ時には配りたいものだ。

今回、綾香が残念なことに出られなくなった。
仕事上、7月のスケジュールの折り合いがどうしてもつかないらしい。

キャスト表を見ると、今回初めてマグネシウムリボンに出演する役者が、今のところ9人もいる。
だがまあ、
「こんな本で芝居できるか!」
と台本を真っ二つに引き裂いて山羊に食わせ、こちらの心を折ろうとする人はいないだろう。
そんなことをされたら悲しくて、山羊と見つめ合う羽目になりそうだ。

昼、昨日いただいた竹の子を竹の子ご飯にして食べる。
一口食べ、あまりの旨さにうなる。
これほどうまい竹の子ご飯は、これまでの人生で食べたことがない。
あっという間にお代わりする。

『仮装儀礼』読む。
教義の元になっているのは、教祖がかつて書き下ろした5000枚のゲームブック原稿である。
食うために作り上げた偽物の宗教が、教祖の意志とは関係なく少しずつ大きくなっていく。
このまま順風満帆にいくはずはない。
早く先が読みたい。
が、焦らず少しずつ読む。

キャスト関連のテキスト情報を、細田君とメールでやりとりし、最終的な情報を送る。
明日、確認用データを送ってもらうことになった。

夜、竹の子ご飯を食べる。
野菜スープはカレー粉を入れてカレー味にする。
竹の子ご飯は、
<食べた>
というより、
<お別れした>
という感じ。
もう一生、作ることはできないかもしれない。
少なくとも来年の春に、また新しい竹の子が出回るまでは無理だろう。