『魔の山』下巻がっつり読み進む

結局、朝の6時になるまで眠れなかった。布団の中で暖かくしているはずなのに、足先が冷たかった。夕食を食べてから12時間なにも食べていないせいだろう。

起きて、サッポロ一番を鰹出汁で作り、ワカメ、溶き卵を足し、胡椒とラー油をかけて食べた。

食べてすぐベッドに潜り込んだ。食べたものが体で燃え始めているのがわかった。

気がつくと眠っていた。8時半過ぎに起きた。

「夢想」を練習して稽古場へ。できている部分の後半についてアドバイスをもらった。

9時半から作業。音羽屋さんの依頼は終わり、今日はボスもリーダーも出張らしくミーティングもなかった。

11時、エージェント面談。あけましておめでとうございますと挨拶。「最近いかがですか?」「っすね」という、いつもの内科検診みたいな応答をして終わる。

昼、干し椎茸で炊き込みご飯を作って食べた。昨年作った干し椎茸は、広口瓶とタッパーに分けて保存していたが、タッパーに入れていたものに白いカビが生えていた。で、それらを捨てたのだが、ネットで調べると、白いカビは干し椎茸由来のものらしいので、気にすることはなかったようだ。いくつ捨てただろう。10個は捨てていないはずだが。しかし、早めに使い切るに如かずと思い、炊き込みご飯にしたというわけ。あと、料理一回分くらいしか残っていない。

『魔の山』読み進む。そもそも、いとこのヨーアヒムの見舞いに来ただけだったハンス・カストルプだったが、自分も入院患者になり一年が経ち、ヨーアヒムは治っていないのにしびれを切らして出ていってしまった。そもそも見舞いに行っただけのハンスはどうなっとるんだと、とうとう親戚が見舞いに訪れるが、ハンス・カストルプがすっかりベルクホーフの生活に慣れきっていることがわかり、しかも、見舞いにきた親戚も体のどこそこがおかしいからなど言われ、這々の体といった感じで療養所を去る。ハンス・カストルプはナフタのところを時々訪れるようになった。ナフタはユダヤ人で、改修してカトリックの神学校で学ぶ。肺を病んでいたため、卒業してもイエズス会の出世コースをたどれず、高地でラテン語教師をしているらしい。セテムブリーニとナフタの論争場面、また出てくる。セテムブリーニの人文主義とは、生きてる人間バンザイ、ということか?

そろそろどさん子ツールの修正を仕上げないとなあと思いつつ、締め切りが2月であることに甘える。明日本気出す。

6時半、自転車でヘアサロンへ。パックマンのネックウォーマーしていったら、コイワン君に気づいてもらえた。髪は伸ばしを継続。

映画を絵として見ることについてコイワン君と話す。先日観た『いつか読書する日』は、坂道のある町のロケーションが素晴らしかったと言うと、疑わしそうな顔をしていたので、坂があることで人物の動線が立体的になることを説明した。

8時半帰宅。夕食に、トースト、ハムエッグ、味噌汁の残りを食べた。

『魔の山』下巻読む。ハンス・カストルプはスキーにはまり、ベーレンスには内緒で用具を借り、一人で練習する。彼がスキーをすることにセテムブリーニが大賛成しているのが可笑しい。上達し、一人で雪に覆われた自然に相対し孤独を感じることを修行にみなすが、ある日、吹雪に出会って死にそうになる。無理矢理退院して軍隊に入ったヨーアヒムは、結局、楽しみにしていた八月の大演習を待たずに症状がぶり返し、ベルクホーフへ戻ってきたが、喉頭結核にかかり、とうとう亡くなってしまう。

3時就寝。