7時半起き。
回鍋肉の残りでご飯食べる。
他に昨日漬けたかぶの甘酢漬け、味噌汁など。
黒沢和子『回想・黒澤明』読む。
『魔女の宅急便』を見て感動して、翌日目を真っ赤にしたことなど、家族でなければ知りようのないエピソードが綴られている。
以前読んだ本にあったエピソードでこんなのがある。
1970年代初頭。
新宿のとある映画館で黒澤明作品のリバイバル上映をやっていた。
映画好きのある青年は、館内で背の高い初老の男性に目をとめる。
(ひょっとして、黒澤監督ではないか?)
青年は迷った末に声をかける。
本人だった。
監督と青年はそのまま、ビアホールに入ってビールを飲む。
青年は監督に、映画のことや色々なことを質問する。
監督はその一つ一つに丁寧に答えていく。
最後にビール代をおごり、監督は巨体を揺らして帰っていった。
青年はこの体験を映画雑誌に投稿し、それがきっかけとなり評論家の道を歩んだ。
映画雑誌は『キネマ旬報』だったと思うのだが、どの本に収められていたエピソードだったか、自分の日記を検索してもわからない。
小金井の図書館で借りて読んだ気がするのだけど。
朝からいつも通り仕事。
と行きたいところだが、午前中から午後にかけ、技術的なことに手間取る。
腕組みをしながら脂汗を流すような時間を過ごす。
午後3時過ぎ、やろうとしている動作がとても時間がかかり、その割にメリットが少ないと結論する。
徒労感にぐったりする。
台風が近づいているため、朝から雨だった。
今日も走れないのかなあと思う。
仕事後、久しぶりに実家へ帰る。
『回想・黒澤明』読了。
池田晶子『14歳からの哲学』読み始める。