10時起き。朝飯にご飯、卵焼き、納豆、味噌汁、ぬか漬け。
1時に家を出る。井の頭線で神泉へ。ユーロスペースにて、原田芳雄特集見る。
1本目は「赤い鳥逃げた?」これはDVDになっていない。初見。
ストーリーは、金持ちリーマン妻の浮気調査などをしているコンビと、家出娘の三人組が、狂言誘拐を試みて失敗し、最後は爆死するというもの。
「野良猫ロック」にも通じる、70年代初頭の空気感があった。監督も同じ藤田敏八。
助監督が長谷川和彦。これも楽しみだった。桃井かおりさんは、「監督はゴジだと思ってた」と言うくらい、現場をバリバリ回していらしたというし。
ロケの「ゲリラ感」が素晴らしかった。ゴジさんが撮ったのかなあと思いながら見る場面がたくさんあった。「外へ!外へ!」のロケ衝動を感じた。そういえば、ドラマ『悪魔のようなあいつ』のシナリオを執筆した時、演出の久世さんがスタジオ収録にこだわるので、どうにかして外に出してやろうと思い、三億円事件の強奪シーンを書いたと、DVDのインタビューで語っていた気がする。あの場面はすごく良かった。良すぎて、ドラマで何度も使い回されていた。
ラストの展開は「野良猫ロック暴走集団」に似ていた。子供を映すところとか。
桃井かおりの裸がとてもきれいだった。一番綺麗だった頃かもしれない。
原田芳雄の、ふてぶてしいながらもどこかユーモラスな台詞回しに、客席から何度も忍び笑いが聞こえた。ファンが来ているのだなと思った。女性の声が多かったように思う。
1本目は4時前に終了。次の作品まで40分以上あったので、近くの『喜楽』で昼飯にワンタン麺を食べた。
4時半、2本目の「出張」見る。石橋蓮司主演。サラリーマンが出張中、電車の事故で足止めされ、なぜか山間でテロリストの人質になるという話。
前半、足止めされて仕方なく温泉旅館に止まり、近くの飲み屋に入るのだが、経営している娘二人が男ひでりで、順番に二人とやるのが笑った。だって、その後の展開と何の関係もないのに、妙に長いんだもの。
テロリストのボスを演じるのが原田芳雄。毛皮のベストを着て、当然のようにサングラス。石橋蓮司とのやり取りがおかしくて、「赤い鳥逃げた?」の時よりもさらに客席は受けていた。
解放されてからは、サラリーマン悲喜劇展開。石橋蓮司の姿勢の良さはすばらしい。松尾嘉代を久しぶりに見た。
終わると、6時過ぎだった。円山町の、「探偵物語」的街並みを抜けて神泉へ。6時40分帰宅。
昼を食べたのが遅かったので、11時まで何も食べず、『ミレニアム6 死すべき女』下巻を読んだ。11時過ぎにマックへ行き、ハンバーガーとポテトと、ポークベーコンなんちゃらバーガーを買って、家で食べた。マックのメニューは、単品注文する時は大変見にくい。
船木誠勝のYoutubeを見て、12時前就寝。