無人島

ハードディスクのスキャンを一晩かけてやり、その結果を今朝見てみたが、はかばかしくなかった。
求めているファイルの場所がわからない。

9時から仕事。
昨日、二つの仕事を引き継いだ。
そのうち一つのフローをたどると、自分が作成したデータがあちこち遠回りして一つの表になっていた。
遠回りをなくした結果、所用時間7秒だった。
早くに知っていれば、時間を節約できたなあと思う。

夕方、池袋へ。
キッチンABCで定食を食べる。
ハンバーグ、グリルチキン、ソーセージ、クリームコロッケ、ライス、みそ汁。

線路沿いを北に歩く。
ソープランドやホテルの界隈を抜け、陸橋を渡って東口へ。
シアターKASSAIにて永野さん出演の芝居を見る。

無人島に漂着してしまった人々の話。
無人島に漂着すれば<生きる>という生々しさと向き合わずには済ませられないが、済まそうとしている感があった。
「生々しさと向き合わないためにこういう知恵を絞った」
ということであれば面白かったろうが、なんとなく向き合わずにいるまま話が進んだため、無人島という設定が不要になっていた。

永野さんは斜に構えた芝居をしていた。
ステップバックして方向転換し袖に走り去る動きが速く、サイボーグ003のようだった。

終演後、トシさん、優都子ちゃんに会う。
『掃除屋』の写真を渡す。

トシさん、優都子ちゃんと3人で、開場前にトシさんが飲んでいた店に行き、ビールを飲みながら話す。
この夏、トシさんは部屋で熱中症になり、優都子ちゃんは食中毒になって39度の熱を出した。

しばらくして永野さんと、照明の大村さんが合流。
江古田ストアハウスが劇場でなくなった顛末を聞く。
それが本当ならば嫌なことだなあと思う。

11時過ぎに店を出る。
途中まで大村さんと話しながら帰る。
髭をそっておられたので、若々しく見えた。

12時半帰宅。

一人芝居について考えを巡らす。
マグネシウムリボンの、いわゆる本公演という位置づけではない。
マグネシウムリボンの公演でないわけでもない。
自分が思う存分、好き勝手にやるためには、一人で思う存分好き勝手にやるべきだというアドバイスを受け、少しネジが巻かれるのを感じた。

公演の仮題名は以下になる。

マグネシウム不足 メンテナンス公演
『無人島で引きこもるのもアリの方向で』

さて、やるか。