恩寵

朝、インスタント麺のもやし乗せ。
もやしが自分の中でちょっとしたブームである。

昼は珍しくマックへ。
ビッグマックを食べる。
体に悪そうな味がした。
道端に置いたら、たかったアリがケチャップまみれになって死んでそうだ。

夕方、歯医者へ。
詰め物をしてもらう。
イブの夜は予約が少ないらしい。
次回の予約が、本番とまるかぶりだったので、次の週に伸ばしてもらう。

帰りに「とんがらし」に寄る。
盛り合わせ天丼を食べる。
天丼ではなく、おじさんおばさんの会話を聞くのが目当てだ。
夫婦なのかそうでないのかわからないが、いつ行ってもとても仲が良く、ただの世間話を本当に楽しそうに話している。
今日も、空地に新しく建物が建ったことを、とても楽しそうに話しており、心が和んだ。
何でもないことを楽しく話したり聞いたりできる能力は、ひとつの恩寵である。
クリスマスイブにこの店を訪れたのは、間違っていない。