6時40分くらいに起きた。
酒を飲まないと目覚めが良いみたいだ。
いつもは7時半に起きるのだが、腹が減っていたのでそのまま朝飯の支度をする。
ほっけを焼き、大根をおろし、味噌汁を温め、目玉焼きを作った。
冷蔵庫からキムチを出した。
7時くらいからゆっくりと食べ、食後にコーヒーを飲んだ頃、いつも起きる時刻になった。
8時前に家を出る。
今年の冬はいつもより寒い。
去年は仕事に行く時にコートを着ず、マフラーだけでやり過ごしたが、今年はそうも行きそうにないので、革のハーフコートを着ている。
寒さをしのぐには、首を暖かくするのが一番だ。
10年以上前、バイク便の仕事をしていた。
冬になると会社から、防寒仕様のジャンパーを二着支給される。
一つはインナーで、もう一つは上に着るやつ。
それぞれ、内ジャン、外ジャンと呼んでいた。
走っていない時にそれを着ると大層暖かくなったように思われたが、12月になってすぐ、それだけでは寒くて仕事にならないとわかった。
それで上野のバイク街で、断熱仕様のインナー上下を買った。
NASAが宇宙服に採用した素材を使っていると書いてあった。
メタリックカラーのそれを着て、シャツを着てジーンズを履いて、内ジャンを着て外ジャンを着てグローブをはめる。
バイク便ライダー一年目の、冬の装備だった。
都市部の一般道を走っている分には良かった。
だが、1月になって寒さが本格化し、お金がなかったので日が沈んでも夜間の仕事をしていた時など、体の芯が冷え切るという経験を何度もした。
一度、夜の7時過ぎに千葉方面から外環を経由し、関越自動車道を使って所沢へ配達したことがある。
高速道路だから80キロ超のスピードで走る。
当然ものすごい風圧を受ける。
その風が、とてつもなく冷たい。
外環自動車道を走っている時は右側から北風を受け、関越に入ってからは正面から受ける。
全身まんべんなく強風にさらされ、所沢に着いた時は、あまりの寒さに涙が出た。
結局、寒さに耐えかねて、2月からしばらく仕事を休んでしまった。
次の冬が来た時は、オーバーパンツとネックウォーマーとフェイスウォーマーを買った。
これが効いた。
ジェットヘルメットだったので効果が絶大だった。
ただし、それも晴れていればの話。
みぞれが降る寒い日など、一日中走っているうちにグローブや合羽の縫い目から冷たい水が染みこんだ。
寒いなんてもんじゃない。
喋ると、ア行に濁点がついた。
結局、市販の合羽ではもたないので、会社のロゴ入り合羽を数千円出で購入した。
この合羽は良かった。
夜になって気温が氷点下に落ち込んだ時など、防寒着として上に着ることもできた。
ロゴさえなければ、仕事を辞めてからでも使っていたと思う。
防寒着として会社の合羽を着たことはなかった。
雨が降っていない時は、ネックウォーマーの効果は抜群で、昼?の気温が2度くらいの時に高速道路に乗っても寒さを感じることはなかった。
首周りを暖かくすることは大切なのだと、その時に痛感した。
最近の寒さは確かに辛いけど、バイク便時代に経験した寒さを思えば、何とかなるレベルだ。
ネックウォーマーなしでも生きていけることは、幸せ以外の何ものでもない。
午前中、ツールのちょっとした直しの仕事。
あとはルーティンワーク。
昼、王将へ。
天津飯と餃子食べる。
それほど混んでいなかった。
王将ブームは去ったのだろうか。
夕方6時過ぎに仕事をあがる。
西荻窪で降り、買い物をする。
唐揚げのお総菜と、割引された寿司のパックを買う。
8時帰宅。
寿司と、唐揚げを少し食べる。
日本酒、少しだけ飲む。
要するに、ゆっくり飲まなければ、量も減るのだと実感する。