役者の10年

朝、いなり寿司作る。
油揚げの甘辛さは、個人の好みがあるので、自分の作ったものが一番うまいという結果になりやすい。
同じことがカツ丼や親子丼にも言える。

午後、各地でゲリラ豪雨。
荻窪周辺も時折すさまじい雨に見舞われた。

夕方、落合へ。
瀧本軒でラーメン食べる。

山手通りを北へ歩く。
西武新宿線の陸橋から、太くて厚い雲が見えた。

7時、シアター風姿花伝にて、ケンケンが出演する舞台を観劇。
彼の演技を見るのは10年ぶり。
6月に会った時に、10年の研鑽が役者をどこへ連れて行くのか考えさせられ、彼の次の舞台は必ず見ようと思っていた。
ケンケン、記憶を失った男を、抑えた沈鬱さで演じきっていた。
10年を感じた。

終演後、ケンケンに挨拶し、再び山手通りを落合まで歩く。
幸い、雨に降られることなく家に帰ることができた。