ホープ軒は千駄ヶ谷

6時半に起き、早めに家を出て千駄ヶ谷へ。
昨日、夕方にハムと缶詰を食べただけだったので、とても腹が減っていた。
夜、何も食べずに寝たのは、朝起きて食べたいものを食べた方がいいと判断したため。

千駄ヶ谷といえばホープ軒。
8時に到着。
朝ラーメンというたわけた習慣が、不自然な形で流行らせられそうになっていたことがあったが、無理に決まっている。
朝っぱらからラーメンなんて食えるモンじゃない。

自分の場合、昨日の夜からホープ軒を渇望していたので、非常に満足だった。
ホープ軒本舗と混同されることが多いが、千駄ヶ谷のホープ軒は違う店である。
ホームラン軒という店が戦後流行したが、経営に失敗しつぶれて、貸し屋台「ホープ軒」に転業した。
その貸し屋台を借りていたのが、千駄ヶ谷ホープ軒の創業者だったらしい。
同業の貸し屋台に、香月、土佐っ子、弁慶の創業者もいたとか。

千駄ヶ谷ホープ軒は24時間やっているのが最大の強みだ。
2階席もあるから行列なんてできない。
真夜中に突然食べたくなり、翌朝早起きして行けばやっている。
ザルの長ネギはたっぷり入れる。
これをしなくて何がホープ軒か、と思う。

思ったより汗をかかずに住んだ。
代々木まで戻り、仕事場へ向かう。

昼、『ソルタナ』でBランチ。

ウイリアム・アイリッシュ『幻の女』読了。
殺された妻。約束を交わした別の恋人。親友の奔走。そしてどんでん返しの一瞬。
職人的面白さがある。

夜8時帰宅。
朝と昼をしっかり食べたので、ハムサラダと豆腐だけにする。

残業で疲れてもいた。
12時過ぎに就寝。