年功序列のない現場

夕方まで仕事。
ルーティーンの仕事だが、そろそろ疲労感が蓄積し始めている。
だるさが抜けず、頭の回転が鈍くなっていた。

夕方、四宮で稽古。
少し遅れる。
家に寄れなかったので追加分は渡せず。
昨日渡したところを作る。

過去場面において、鷹野さんと成川さんが、芹川を挟んで対になっている。
現在場面においては、知恵ちゃんを挟んだ形だが、そのエピソード部分はまだ書けていない。

藍田くんは今回が初舞台。
滑舌に難があるのかと思ったがそうではなく、おっかなびっくり台詞を言うクセがある様子。
とにかく場数を踏むしかないので、細かいミスはスルーして、どんな感じで周りの人と交じっているのかを眺めている。

年功序列の気配がない座組みで、隅の方で先輩が後輩の稽古をつけるという光景は、今回はほとんどない。
むしろ「テキストファイル」からついた自主練の習慣が全体を支配し、稽古場に着くと必ず、現在チームと過去チームに別れて練習をしている。
そういう単純な習慣が、稽古日数分繰り返されることがどれだけ重要か。

十五夜らしい。
「これから高田馬場で飲みます」
芹川が宣言し、稽古後役者達は馬場に向かっていった。
おれは自転車で帰宅。
ぐったり、という言葉がぴったりくる状態だった。