やさぐれっぷり

5時半起き。
弁当を作り、朝飯を食べる。
玄米ご飯に、キムチ、納豆、ブロッコリー、チラガーの炒め物、ソーセージ。

書き作業をする。
久しぶりにちゃんと出来た気がする。
BGMにperfumeの『トライアングル』をかけた。これも久しぶりにちゃんと聴いた。

8時半から仕事。
昨日は16度だったが今日は8度。

午前中急にくしゃみが出て止まらなくなった。
風ではなく、左の鼻粘膜だけがムズムズしていた。
去年、プール通いしていた時と同じ症状だった。
しかし、人間の体は現状に対応するようにできているようで、くしゃみをすることで鼻水を誘発し、くしゃみと鼻水がそろうと今度は熱を出そうとする。
風邪をひく要素は全くないのに、風邪に似た症状が出た。
元気なのに症状だけ風邪という、お天気雨のような不思議な現象だった。

昼、弁当を食べ、戯曲読み。
シラー『群盗』
長いので手こずる。疾風怒濤。

3時に仕事をあがり、4時前に諸手続を済ませる。
時間ギリギリかと思ったら、そこそこ余裕があった。

実家へ。
生姜焼きで夕食。
古いPCは昨日引き取りにきてくれたようだ。
骨壺に筐体の欠片を入れて線香を上げたいと思ったが、罰当たりな妄想だろうか。

映画『やさぐれ刑事』観る。
1976年作品。原田芳雄主演。
『君よ憤怒の河を渉れ』と時期が近いため、髪型はほぼ同じ。
役柄が刑事というのも同じだが、行動は正反対。
北海道の刑事が、妻をヤクザにさらわれ、妻は身を落とす。
余りにもスピーディーな身の落としっぷり。
北海道で寝取られ、青森ではもうコールガール、福島ではブルーフィルム出演、新宿では売れっ子売春婦。
追う刑事は、ヤクザの女を寝取りながら追いかけ、関係するヤクザ達を射殺爆殺しつつ南下する。
最後は鹿児島で決着をつけ、ヤクザは死に、刑事は逮捕され、妻は酒浸りになってむせび泣く。

無茶苦茶な映画だったが、原田芳雄のやさぐれっぷりを存分に楽しめた。
同僚刑事をおもむろにぶん殴り、弾が足りねえから拳銃よこせと襲いかかる場面など、笑ってしまった。

妻を大谷直子が演じている。
4年後の『ツィゴイネルワイゼン』と同じだ。なんという違いか。

マツコと有吉の怒り新党を見て寝る。
テレビ番組を見て笑うということを久しぶりにしている。
お笑い番組じゃないから笑えるという逆説。