仕込み久保飯

8時過ぎに家を出て仕事へ。
暑かった。
昨夜ステーキを食べたので朝飯は抜き。
肉を食べると二食分くらいもつと思う。

12時過ぎに仕事を早退し、南新宿から下北沢へ。
途中から仕込み参加。
ちょうど休憩時間になったところだった。

着替えてうろうろするが、仕事があるまでは待機とのことだった。
ロビーでパンフレットの折り込みを手伝う。
あいている時間はノートパソコンを開き、書き仕事をちょこちょこする。

仕込みは順調に進んでおり、手伝える仕事は残っていなかった。
残っていたとしても、もうオレは仕込み要員としては使い物にならないだろう。

夕方、場当たり開始。
HIROEさんの指揮でテキパキと進む。
役者の出はけに集中ということで迷いなく進行した。

途中、久保君による炊き出しが始まった。
中華料理店に勤めるトツゲキ倶楽部常連役者の彼は、出演していない時でも仕込みの日には大量の中華料理を作って、夕刻に持ってきてくれる。

ロビーの長テーブルに、チャーハン、油淋鶏、春巻き、青梗菜、酢豚、餃子が並んだ。
スタッフさんが先に食べ、役者が続く。
「美味しい」
の声が聞こえるたびに久保くんは、
「いやー、その声が嬉しいんだよ」
と頷きながら小声でつぶやいていた。

満腹し満足してから場当たりの続き。
暗転が少なく、音響のきっかけも少ないので、出入りの確認を進めていく感じ。
9時前にラストシーンの直前まできたので、残りは明日持ち越しということで解散となった。

10時帰宅。
部屋がぐちゃぐちゃだった。
ちょっとずつでも片付けていかないと。
そう思いながら、なかなか進まなかった。