楽しくて孤独

10時過ぎ起き。
今日の予定は、移転手続き、台本書き、そして観劇。
とりあえず飯を食おうと思い、大宮八幡近くの「草むら」という店へ行ってみた。
永福大勝軒系列の店らしかった。
昔から存在は知っていたのに、これまで入ったことがなかった。
ごく普通の中華料理屋というたたずまいのため、どこかで舐めていたかもしれない。

ラーメンを頼む。
永福と比べると量は少ない。
永福が多すぎるのだ。

食べ終わってから、永福の区民事務所へ。
だが、第5土曜日は休みだった。

阿佐ヶ谷へ移動し、区役所の区民課で移転手続きをする。

1時帰宅。
観劇の予定をキャンセルし、明日に変更した。

午後、台本書き。
主に修正作業。

夕方6時、「すえひろ」へ。
ハンバーグと白身フライのセットを食べる。
しみじみ美味しい。

7時に西荻の稽古場へ。

修正した台本を印刷して持っていったものの、その場面に出る二人がお休みだった。
稽古予定と台本書きのタイミングがずれている。

りほさん、初参加。
マグ関連は一昨年の「トウガラシライフ」以来だ。

「トウガラシライフ」も「贅沢な肉」も、あるいはその前の「無人島」も、根底にあるテーマは同じだと思う。
ずばり、ちゃんと生活する、だ。
色々あった男が、ちゃんと生活しようと思うまでの物語。
どれも、オレが主役をやったからそうなったのだろう。

冒頭から順に稽古する。
進め方が「ウーララ」の時に似ている。
が、微妙に違ってきているような気もする。
「贅沢な肉」稽古の影響が、あるかないかの差だろう。

「ウーララ」も、稽古当初は雲をつかむような話だった。
構わず進んでいくうちに、細部が段々と明らかになっていったのだ。

今回の内容も、そしてカラーも、「ウーララ」とはだいぶ違う。
過去公演のどれに似ているかというと、かなり昔にやった「ハコブネ」かもしれない。
あるいは「暮れなずめ街」にも似ているかもしれないが、人物の関わり方があそこまで密接ではない。

テーマは、都市に暮らす人々の孤独について。
なんだか、こう書くと、とてもお堅い芝居のようだ。

実際は、もっと相反する要素を含んでいる。
毎日が楽くて私は孤独だ、とか。

稽古後、昨日と同じく「りぼう」で飲む。
鶴マミ、今回の稽古で飲むのは初めて。
昔のマグ芝居の話をする。
2006年以前の話が通じる人は他にいなくなってしまった。

「りぼう」は中華料理屋なのだが、居酒屋使いをするとお通しがない分安く済む。
酢豚、麻婆豆腐といったメニューは、王将よりも美味しい。
9時過ぎに行くと空いているのもありがたい。

12時帰宅。