手書きでまとめる

昨日に続いて暑かった。

昼すぎ、台本書きのため、西永福のサイゼリアへ。
PCを使わず、ノートにシャープペンシルで書く。

ヘミングウェイの『移動祝祭日』を引っ越し前後に再読した。
ノートと鉛筆と鉛筆削りがあれば何もいらないという文章があった。
それに影響された。単純だな。
煮詰まる前に、文房具レベルで、原点に戻ってみたわけだ。

昔は方眼紙に台本を書いていた。
手書きだった。
間もなく、ノートパソコンとプリンタが使えるようになったので、ワープロ打ちに移行した。
だから、大学時代はじめて書いて演出した台本は、ワープロ原稿である。
手書き時代は、一年に満たなかった。

その、はじめて書いて演出した芝居以前に、三本書いていた。
だから、その三本のうち最初に書いたものが、処女作ということになるんだろう。
方眼紙に手書き。
秋の夜、感情が高ぶり眠れなくなって、わーっと一晩で書いた。
書き終わってから、同期の友達に電話で、
「オレ、台本書いたよ」
と言った。
その後、部室で読んでもらって、感想を聞いて、それで終わった。
どんな内容だったっけ。
まったく覚えていない。
当然、原稿も残っていない。ありがたいことに。

さて、サイゼリアの午後。
台本書きはそれほどはかどらなかった。
色々と迷っていた思考をまとめたり、設定を書き出したりという作業ばかりして終わった。
現時点でどのくらい書けているかの確認ができた。
シビアに見積もって、5分の3といったところだ。

夕方6時を過ぎると店が混んできた。
店員にそれとなく促されたので、店を出る。

大宮八幡の前が通行止めになっていた。
神輿のためらしかった。
参道はすごい人出だった。
神輿が交差点を渡るのを写真に撮り、立正大のあたりを回り込むようにして帰宅。

夜、自転車で高円寺方面に行こうと思ったら、後ろタイヤがパンクしていた。
調べると画鋲が刺さっていた。