シン・ゴジラ観る

昨日の夜はファスティング二日目でぐったりしていた。
とはいえ、5月から朝ジョギングをしているためか、燃やし易い体になっているみたいで、日常には支障がなかった。

鶴屋南北『東海道四谷怪談』を、少しづつ読んでいる。
長いし、言い回しも古く、かなり大変だが、声に出すと「調子」みたいなものが生まれてきて、楽しくなってくる。

今朝は走らず。

この前、庭に仕掛けた「蚊とりん」を調べてみたら、ボウフラがたくさん孵っていた。
この分だけ、将来の蚊が減るという理屈だ。
つまり即効性はなく、今いる蚊は我慢するしかない。
夏が進むごとに少しずつ数が減っていくのだろうか。

昼、台本少し書くが、まだ進まず。

昨日と同じく天気は不安定だった。

夕方、バルト9にて「シン・ゴジラ」を見た。

冒頭から、カット割りの細かさに驚く。
パッパッパッ、という感じで、テンポが極めて速い。
出演者が多く、驚くほど豪華だったが、カメオ出演のような感じだった。
皆、早口で淡々とまくし立てるため、全体の芝居に統一感が生まれていた。
「SP」に出ていた松尾論が、政調副会長の役を演じていた。
物怖じしない芝居が実に良く、ひょっとして出演者の中で自分の持ち味を出せていたのはこの人だけかもしれない。
ゴジラを配置し背景に現実の町を映すのではなく、町を映してそこにゴジラを配置するという構図が多かった。
日本映画には珍しい画で、庵野秀明がアニメ出身だからかどうかわからないが、普通の日本映画の監督だったら思いつかないような場面が沢山あった。
しかし、役者の演技や構図がどうこうというのは、この映画においてはあまり関係ないだろう。
ゴジラは、地震であり津波であり原発であった。
逃げ惑う人々は、かつての、つい最近の我々であった。
否が応でも引き込まれた。
何度も鳥肌が立つ、息もつかせぬ2時間だった。

映画館を出ると、町がそのままなのが奇妙に感じた。

10時帰宅。
近所の人がハクビシンのことを電話で話しながら歩いていた。
猫かと思ったらハクビシンで、庭に出現するという。
トマトが心配になって見てみた。
小さいのが赤くなりかけていたのを摘んだ。
二本立てのトマトは、片方の先端が枯れてきた。

『暗夜行路』『羅生門』を、つまみ読みする。
12時過ぎ就寝。