半通し

朝、宅配便が三件。
平日が稽古で受け取れないため、週末にまとめてどっとくる。

WiMAXの新しいルーターが届いた。
以前のは2年使ったが、最近は電池の保ちが悪くなっていた。

昼、キッチンひとくちで、肉団子のトマト煮食べる。
常連のおばちゃんとマスター夫婦が雑談していた。
「酔っ払って入ってきて、餃子下さいって言ったのよ」
「あらほんと。あの人、絵描きさんなんですって?」
「違うわよ。中村さんみたいに、描いたものが何十万という値がつくならともかく」
「うちは餃子やってないよって言ったんですよ。そしたら次の日も来てさ」
「また2時過ぎによ」
「へえー」
「私も、今度は怒っちゃって。うちでは餃子はやっておりませんって、きっぱり言ったのよ。それで、お父さん後片付けまだしてるのに、お家帰っちゃったの」
「こんど、おたくのとこにくるかもしんないよ?」
「うちはこないわよ」

なぜだか、なごんだ。

午後、音響作業する。

『ミレニアム』2巻の下巻読了。
1巻がミステリーとすれば、2巻は陰謀と戦う冒険小説だった。
堅牢なジャーナリズム観と、反差別観が下敷きにある。
主人公ミカエルは、例えばゴダード作品の主人公のようなだめ人間ではなく、敵を欺いてぎゃふんと言わせたりする。
そのあたりは痛快。
リスベットの独立心もかなりすごい。
血まみれで守り抜く自由、といった感じ。
図書館のサイトで3巻を予約した。

夕方、方南町で稽古。
尾池さん来る。

前半の半通しをする。
落ち着いていたし、テンションも高かった。
テンポも自然に上がっていた。
この感じで後半も突っ走れればいいなと思えた。

サイゼリヤで飲み。
尾池さんと打ち合わせの続き。
最近のテレビ事情について色々聞く。
役者たちが帰ってからしばらく飲み、1時過ぎに店を出る。

1時半過ぎ帰宅。
ある役者から夕方にきたLINEに返事を書く。