自分探しみたい

2時まで寝てしまった、と思い込んで起きると、まだ10時半だった。

昼過ぎ、阿佐ヶ谷へ行き、「男の晩ご飯」でカツ丼食べる。
図書館で『ミレニアム』3巻の上巻借りる。

夜、ゆっくりと風呂につかる。

昨日のLINEに返信。
やりとりをしつつ、やや長めの意見を書く。
楽しそうに見えても、皆それぞれ頑張っていることと、頑張りには辛さがあること。
などなど、去年伝えなかったことも合わせて書く。
伝えなかった理由は、伝えることで生じる依存を断ち切るためだった。
オレ以外の人にさんざん怒られてきたのはわかる。
が、怒られることで生まれる依存関係はあるし、それは、怒ってくれる人を探す不毛な旅になる。

別の役者にも、夏に会ったとき意見を言った。
これは、会えたので直接伝えた。

演出をしている時、オレはずっと演出の仮面を被ってきた。
それは長くマグネシウムリボンをやっているうちに形成された一つの人格のようなものだが、こいつと決別しなければというのが、今回の稽古での個人的なテーマだ。
年下役者の何人かは、オレは「こいつ」みたいな人間だと思っているかもしれない。

演出することと、こいつの仮面を被ることは、同じじゃないのだ。
正直なところ、おれは「こいつ」を好きになったことがない。
「こいつ」になりたくて、マグを続けてるわけじゃないのだ。

なんだか自分探しみたいになってきた。
でも、今回の芝居で、久々に本当の自分というか、自分を成立させている基本部分を自覚している。
役の設定ではなく、役を演じたり試したりする時の、心の動き方がそう。