7時40分起き。
先週までは青々としていたトマトの葉が急に萎れてきた。
暑い日が続いたため、水耕栽培容器の水は一日にバケツ1杯分ほど減っていた。
火曜日の朝、一気にバケツ2杯分の水を足した。
この時、カルキ抜きをしなかったのが良くなかったらしい。
バケツ二杯分を一気に足したことで、好気性細菌が塩素で死滅。
そのため、根っこ付近で老廃物の分解が行われなくなり、水は有毒性になってしまったのだ。
以上が、ネットで水耕栽培について検索した情報に基づく推測だ。
今まで大丈夫だったのは、塩素濃度が低かったからではないか。
夏は濃度が高くなるようなのだ。
根っこを調べてみた。
腐っている部分は見当たらなかったが、先端の根切りをしてエアーポンプの泡が当たりやすくなるようにした。
9時過ぎ、走りに行く。
善福寺川沿いを5キロ。
昼、荻窪へ。
丸信でラーメン食べる。
前住んでいた部屋近くの、まいばすけっとに入った。
少し涼んでから、缶コーヒーを手にレジに向かった。
外国人の親子連れが並んでいた。
先頭に10才くらいの男の子。
その後ろに母親と父親。
父親は185センチくらい。母親は80キロくらいだった。
レジの前には缶詰コーナーがあった。
男の子が急に驚いたような声を出した。
そこにはスパムの缶詰があった。
男の子はスパムを取って両親に見せ、興奮した口ぶりで喋っていた。
英語ではなかった。
ポルトガル語のように聞こえた。
ブラジル人の家族かもしれない。
「どうぞー」
奥のレジがあき、店員が声をかけていた。
父親は男の子の肩を叩き、レジの方を指した。
たぶん、ダニエル、と呼びかけていた。
ダニエルくんはスパムを元の場所に置いてレジに向かった。
手前のレジがあき、母親がそちらに行くと、会計をしている息子と妻の背中を父親が眺め、父親の背中をオレが眺めるという構図になった。
父親はゆっくりと右を向いた。
スパムがあった。
父親はあいている手でスパムを手に取り、じっと眺めた。
世界中に売られているスパム、というコンセプトの、CMのような出来事だった。
次回公演のプレ稽古をする。
台本を二つ用意し、その場面を作っていく。
何もないところからはじめ、返すごとに大道具の位置を決め、視点を変えていく。
要するに、いつもやっている稽古と同じだ。
初めてマグに出てくれる人の前で、普段と違うことをやっても仕方ない。
思っていた以上に楽しかった。
夜、昼と同じコースを走る。