楽日台風来たる

朝、目覚ましをかけて7時に起きるが、寝落ちしてしまい、次に起きた時は10時を過ぎていた。
あわてて着替え、劇場に向かう。カメラ返却を金ちゃんに頼んで、朝一の仕事がなくなり、気持ちが緩んでしまった。

11時過ぎに劇場入り。セブンのナポリタン大盛食べる。いつもミートソースを食べているなべさんに「それにしたんだ」と言われる。昨日と同じく走って体を温める。

2時開演。後半から役者に疲れが見え始めた。昨日の夜は跳ねている感じだったが、言い回しが大人しくなっていた。

漠の先輩、篠塚さんとめぐみさん見に来る。篠塚さんと会うのは16年ぶり。最後にマグを見に来たのは19年前の「圧力の卯月」。若者の鬱屈を描く芝居。篠塚さんはその時のアンケートに「装置のダンボールに飛び乗ればいい」と書いた。

上岡くん見に来る。顔色が良く元気そうだった。最近芝居をしていないせいだろうか。

集合写真の撮影をしてから、夜の回の準備。兜森君と楽屋外で話す。彼とそこで話すことが今回は多い。いつも昔のパチンコ話になる。

5時、夜の回開演。台風がもろに近づいていた。
いきなり台詞を噛んで失敗。泣いても笑っても最後。思い切りやるしかない。

終演後、バラシヘ。雨は少しずつ収まりつつあった。ロビーで清算の計算。事務所で支払を済ませ、経費計算その他する。

9時半になると雨はあがっていた。劇場を出て打ち上げ会場の池袋へ。椎名町から西武線。「土間土間」で打ち上げ。

色々なことがあった。いいこと、良くないこと、それぞれあった。10月からのことは、何があったのか覚えていない。日記のメモを取っていなかったら忘れていた。その時期、感情を凍結することで日常をやりくりしていた。

ナオエちゃんの携わった映像コンテンツを見せてもらった。等身大の視点で描かれた作品。音なしで絵で進む、好みのコンテンツだった。
すみれから、ラストの音について聞かれる。偶然決まったことを答え、あれこれ話す。そのうち抽象的な物言いになってきた。長嶋茂雄が打撃の説明をする時みたいに。

5時前に散会。千陽さんと馬場まで一緒。しんみり、というより、ぼんやりする。不思議と眠気はなかった。

朝6時帰宅。