わかめ膨張と吐き気と月食

6時半起き。『1Q84』Book2を少し読む。タマルが活躍し始める。牛河登場。
朝食に、ご飯、さば、大根おろし、納豆を食べる。

8時20分から仕事。仕様書作りの続きをする。

『1Q84』を再読するのは久し振りだ。去年『ねじまき鳥クロニクル』を再読したのも久し振りだったし、先週読んだ『海辺のカフカ』もそうだ。どれもだいたい2011年前後以来の再読となっている。
その間、2012年から現在までに自分に起きた変化によって、作品の受け入れ方もまた変わっているようだ。

昼、「かめや」で、いか天せいろ食べる。そば湯が美味しかった。

週刊新潮を立ち読みする。東野幸治の連載が目当て。内容は、芸人のエピソードを書いたもので、水道橋博士の「藝人春秋」と変わらない。もちろん博士の方がライターとしてのキャリアは長く、筆力は段違いだ。ただ、博士の連載は、豪腕といえる筆力ゆえに、読者を選ぶところがある。気楽に読める代物ではないのだ。東野幸治の連載は、その点、気負いがないのがいい。

夕方、オーケーストアへ。大根の値段は一本198円だった。先週サミットで売っていたのは398円だった。野菜高騰も頭打ちだろうか。

サラダ菜、トマト、わかめ、長ネギを買って帰宅。夕食に、ベーコンエッグとトーストとわかめサラダを食べる。オリーブオイル、酢、レモン汁、醤油、生姜を適当に混ぜてドレッシングを作った。ラーメンの丼山盛りサイズのサラダを食べた。

20分くらいして、お腹が苦しくなってきた。逆流性食道炎の症状に似ていた。しばらく左を下にして横向きに寝てみたが、具合は良くならず、吐き気を催してきた。

そのうち吐き気が強くなり、口の中に唾液がたまってきた。立ち上がると、胃のあたりが痙攣しはじめた。

トイレに駆け込み、そのままえずいた。ところが、どういうわけだか吐けなかった。何度えずいても、胃の内容物は出てこない。わかめが胃の中で膨らみ、噴門部に詰まっているような感覚があった。

たぶん、わかめの戻し時間が足りず、胃の中に収まってからも膨張を続けたのだろう。それで、胃から溢れそうになったが、膨らみすぎたため、食道と胃の境にふたをするようになってしまった。

しかし、吐く動作自体はなんべんも行ったので、胃は痙攣するわ、涙は出るわで、気分は最悪だった。無理やり吐いた方がいいのか、それとも内容物が腸に移動するまで安静にすればいいのかもわからなかった。

結局、吐かないままトイレを出て、再び左を下にして横になった。吐き気は若干収まっていたが、胸焼けに似た症状は続いていた。

ふと、後輩のカタギリくんのことを思い出した。飲み過ぎた時は、気持ち悪くなる前に吐けばいいのだと、彼は言っていた。慣れると、気持ちがいいとさえ言っていた。

カタギリくんにLINEで、吐き方のコツを教えてもらおうかと思い、スマホを手に取った。

「カタギリくん久し振り。聞きたいことがあるんだ。さっき、わかめサラダを食べすぎて、気持ち悪くなって、吐こうとしたんだけどうまく吐けなくて困ってる。きみ、昔、オレは吐き方がうまいって、自慢していたじゃないか。どうしたらうまく吐けるのか、教えてくれないか?」

幸いなことに、メッセージを送る前に胸焼けは収まった。外の空気を吸いたくなった。窓を開けると月食が始まっていた。

スマホのカメラで月食を撮影する。ISO100にして、シャッター速度を125分の1から250分の1にしてみた。しかし、デジタルズームゆえか、撮りたいような写真は撮れなかった。

11時過ぎ、粗大ゴミを表に出す。キッチンにあった棚と、テレビ台と、ソファ。
寝室にあった棚をキッチンに移動し、ぶら下がり器を棚があったところに移動する。
片付け作業はそこまで。
1時過ぎ就寝。