キミかわいいね

7時前にいったん目が覚めた。Amazon Echoに指令して、7時20分に目覚ましをかけてもらった。その時刻に再び起きた。味噌汁の残りとおでんを朝食に食べた。

水耕栽培のトマトの様子を見た。先週から気温が5度以下の日々が続いていて、普通に土耕栽培をしていたらとっくに枯れているはずだが、見たところまだ大丈夫だった。水温ヒーターのおかげだろうか。小さい実がついているが、これは大きくなる気配はまったくない。冬至を過ぎ、日が長くなるにつれ、再び成長するだろうが、厳冬期を茎が生き延びるかどうかはまだわからない。

手袋をどこに置いたかわからなくなり、出かける時に手間取ってしまった。結局、使っているのとは別のものを出した。物をどこに置いたか忘れてしまうということは誰にでもあるが、その頻度は人によって違うのではないかと思う。
父は昔からそういうことがあまりなかった。ライターのようなちょっとしたものでも、自分の行動をさかのぼって思い出す。
これが、おれにはできん。

昼、あんぱんと、良く知らないがほんのり甘い四角いパンを食べた。

橋本治『蓮と刀』読む。初読は、安室奈美恵がまだスーパーモンキーズとwithでつながっていた頃。

日曜に「村上Radio」を聴いた。クリスマスソング特集だったが、マライア・キャリーとかそういうのにうんざりしている者にとっては、選曲をうまくずらしていて良かった。
クリスマスは子供のためにあるんだと思おうよ。大人は、クリスマス側のスタッフだと思おうよ。だったらクリスマスソングは、「赤鼻のトナカイ」がいいな。「サンタが町にやってくる」もいい。こういうのでいいじゃん。すっごいいい曲なんだし。

サンタクロースになりたかった。専門学校があったら入りたかった。
サンタの前で、人はみな平等だ。ジョン・レノンが命令形で人々の頭に植え付けようとした空想の世界は、サンタの周りに存在する。
「パタリロ」で、服を盗まれたサンタクロースの話があった。いい話だった。そうそう、サンタはそういう存在なんだ、と思ったものだ。

夕方実家へ。すき焼きにしらたきが入っていなかったため、父が怒っていた。肉じゃがに入っていない時は不注意で済むが、すき焼きとなると話は別だ。しらたきが入っていないすき焼きは、もはや食べ物ですらなく、父の存在を愚弄する有機物のかたまりだ。
というのは大げさな表現だが、人それぞれ強くこだわっているものはあり、互いにそれを尊重し合うことが人類融和の道であるとわたしは思う。そこを踏み越えた先に、地雷は存在する。

しらたきは無事に追加投入された。

東大のクイズ王たちと芸能人チームが対決するクイズ番組を見た。東大の鈴木光が好ましかった。かわいいから、とかではなく、素直に真剣に問題と対峙しているさまが、人間としてあるべき姿に見えた。対戦相手の残念がるリアクションが白々しく見えた。
見た目に対して「かわいい」って、無礼な言葉とは思わんか?
言い回し、所作、行動内容からうかがえる、感じ方や考え方に対して「かわいい」というのはわかるけれども。

アレクサ、RCサクセションの「キミかわいいね」かけて。
ないのか…