素直にやってみようと思った日

昨日たっぷり寝て頭はすっきりした。朝風呂に入りもっとすっきりした。
「ふたばや」へ行きうどんを食べたいと思ったが、祝日は休みだった。

11時半過ぎに家を出る。北野へ。マックで昼食。ビッグマックを食べた。バンズの下の部分が上の部分と同じものだった。珍しい。ビッグマックを初めて食べてから三十有余年経つが、見たのは初めてだ。

1時から稽古。
イシイさんが、近くの神社での奉納稽古を提案した。コートを着て神社に行く。食い詰め浪人の三船敏郎が潜み、若侍の加山雄三が密談をしていそうな社があった。

石垣に座って稽古をした。イシイさん、すっかり覚えていた。

部屋に戻り、おやつを食べて雑談をする。イシイさんは三が日に麻雀をし、飲みに行き、二次会に行き、また麻雀をし、寝ずに翌日仕事へ行ったという。遊びはそのくらいでないとなあと思う。
そして、マグのブログを最初から読んでみたという。え? こ、この散らかし日記を? 2000年8月から読みはじめたものの、多すぎて途中でストップしたという。
そして、おれは何かを書いたほうがいいんじゃないかと思ったという。「書いてるんです」と答えつつ、果たして本当にそうだと言えるのだろうかと自問した。恥ずかしさがあり、人に読んでもらったことがない。台本ならあるのに。
ハードルの高さについてイシイさんは意見してくれた。ブログを書いているように書くといいとも。それもそうだ。実際、そのことはよく考える。なぜブログを書く時はすらすら書けるのに、構えると書けないのだろうか、と。

どこかの小説投稿サイトに、この自堕落ブログのある文章のコピペが投稿されていたことがあった。誰かが、その文はマグネシウムリボン稽古場日記に載っているものだと書き込み、文は削除されたようだ。知ったのは数年後のことだったので、載っていた時に読んだことはないが、どの日記が載ったのかはわかった。なんであんな日記をコピペするかねえと思った。しかし、もしもその投稿者がオレ自身だったらすさまじく恥ずかしい。ん? もしかして、そのサイトを見ている人たちは、投稿者はオレだと思っていたのか? やばい、は、恥ずかしすぎる。

おやつを食べてから稽古を再開した。覚えることと作ることを両立させようとすると、とっちらかってしまうので、作ることを優先した。

不思議と飽きない。楽しい。この「不思議と」はなんなのだろう。こいつを、香りみたいなものにして伝えられるといいなと思う。見る人は決してバカではないのだ。心の中にある、ほったらかしにされていた部分が反応してくれればいいのだ。そしてクエスチョンマークつきの卵をたくさんお持ち帰りして欲しい。時が経って雛が孵るかもしれない。オレそっくりの。

5時に稽古終了。今日はいろいろ、刺激と激励を受けた。ここは謙遜とかせず、素直にやってみるのが、今までと違うあり方だよなと思った。
過去の謙遜や韜晦の裏には、自己否定が古い雪のように溶け残ってあった。どうせおれなんかと描いてあった。そう思いつつ、反作用のようにプライドを高くしていた。不健康なことだよ。関係ないが、プライドはなぜ、高い低いで測るのだろう?

6時、永福大勝軒で中華麺生卵つきを食べた。隣に、ほっそりとして美しい、推定アラサーの読書女子が座っていた。何を読んでいるか気になった。二倍麺の入った巨大丼がくると、彼女は本をしまい、果敢に麺をすすっていた。

7時帰宅。

メルカリで売れた本をセブンイレブンで発送した。ヤフオクと合わせて、売上金額がこれで6万を超えた。8万を超えたらノートPCを新調する予定。
NECのHybrid ZERO、富士通のLIFEBOOK UH、レノボのThinkpad X1。このうちのどれかにしようと思う。長く使ってきたレッツノートは、今回は除外した。キーボードの打ちやすさを最優先しようと思ったからだ。
となると、Thinkpad X1が一番打ちやすいということになりそうだ。14インチなのに1キロちょっとだから軽いし。だれかタダでくれないかと思う。

小麦粉とベーキングパウダーでまんじゅうを作った。まんじゅうなんて作ったのは初めてだ。Youtubeで、まんじゅう作りをするおばあちゃんとその様子をじっと見る猫の動画を見て、作りたくなったのだった。
まず、生地に打粉をまぶしてあんを包むのがうまくいかなかった。厚さや量の加減がわからなかったし、伸ばすと皮が手のひらに張り付いて破れてしまった。それでもなんとか三個包んだが、あんは余ってしまった。
さらに、蒸し時間が長すぎたため、皮が裂けてあんが飛び出してしまい、猟奇殺人現場っぽい出来具合になってしまった。
す、すいません、ボク初めてだったんですと、蒸し器に対し、童貞であることを隠して二人三脚に臨んだもののパートナーをほったらかして先にゴールしてしまった坊やみたいな言い訳をした。

井上雄彦「リアル」読む。2巻まで。
野宮の顔つきがいい。高橋ムカつく。

グループの運営者が、豚似の人に叱責されたというニュースをネットで目にした。豚似の人は、まるで当人より当人のことを考えてあげているイメージを世間に伝えることを考えていなさるようだ。だいいち、騒ぎが大きくなるほど、いたたまれなくなるであろう当人がかわいそうだ。辞める選択肢があってもいいのに。辞めることを挫折みたいに思わせたり、悲しむ人がいると吹き込むのは、洗脳ではないのかね。辞めないまでも、三ヶ月休むとかね。