80年代の「明星」

ヤフオクで落札した「明星」がまた届いた。1981年から82年にかけて8冊ほど。
衝動落札した。その時代にはなぜか惹かれる。
80年代アイドルはまさしく我々世代のアイドルだ。聖子ちゃんから工藤静香くらいまでが範疇に入る。

しかし興味はなかった。一番そういうのに興味を持つであろう中学高校の時期、アイドルのファンだったことはなかった。
そもそも女性アイドルに感心を持つことは、小学五年生の一時期と、未就学児童の頃にちょっとあっただけだ。アイドルを好きになるというよりも、姉的なものへの憧憬だったのではないかと思う。

アイドルの価値となる「かわいい」という要素に興味がなかった。むしろ「かっこいい」に惹かれた。

落札した「明星」には、キラキラ輝かんとするスター達の写真が、官報みたいな記事とともに満遍なく載っている。今の時代もはや通用しないであろう絵空事の世界だった。

横浜銀蠅のページが必ず白黒になっているのが面白い。弟分の 紅麗威甦 には杉本哲太がいた。「ダサい奴らがガン飛ばしてきやがった」のでケンカしていたところを銀蠅のアニキたちが仲裁に入った縁で銀蠅一家入り。まるで武将みたいなエピソードだ。

小さい枠のコーナーには思わぬ人が出てきた。
いいとも青年隊前の羽賀研二は「羽賀健二」で出ていた。ピチカートのはるか昔に野宮真貴さんが新人歌手で出ていた。スクールウォーズ前の松村雄基、二十歳のとんねるずも出ていた。シブがき隊は「シブがきトリオ」だった。

読み終わると、もう要らなくなった。メルカリに出すか。

一日中雨。午前中は風も強かった。

部屋が散らかってきた。下降するとたちどころにそうなるからわかりやすい。

夜、伊東四朗の動画を延々と見た。抜群のリズム感を再確認した。由紀さおりの前で懐メロを口三味線で再現する時、4拍のところに1拍足すのだと説明しながら再現していた。ああすげえ。あと、もう一度見たかった白子海苔CMの「醤油とってくれ」バージョンも見た。