二郎のすっぴん

5時に起きた。耳の痛みは治まっていた。
PCをつけ、ブログ更新する。

改めて部屋を見る。和室の四畳半で、窓は海と反対側に面している。障子は閉じっぱなしで、あけると窓ガラスにヒビが入っていた。

7時過ぎになると、階段の踊り場に小さな盆が置かれ、部屋ごとに簡単な朝食が用意されていた。袋入りの小さいクロワッサンと、ゆで卵と、コーヒーだった。コーヒーは仕事場にある商品と同じで、ドリップ一杯分の粉が袋にパックされ、自分で湯を注いで作るものだった。

部屋で朝食を食べた。およそホスピタリティとは無縁の宿だったが、なぜか嫌な気はしなかった。

8時過ぎにチェックアウトする。フロントでおばさんに鍵を渡した。話し好きの人で、短い間に色々なことを喋ってくれた。たぶん、この人の人柄でもっている宿なのだろうと思った。

ナビの目的地を海老名SAにセットした。やりたいことは昨日全部やってしまったので、このまま帰るつもりだった。渋滞を避けるためにもその方がいい。

上り車線は空いていた。下りは、熱海から湯河原にかけて渋滞していた。

9時半に海老名SAに着いた。暑かった。自販機で450円の缶コーヒーを買って飲んだ。
ラジオに、湯木慧がゲスト出演していた。ネットで自作の音楽や絵を発信することで人気を得て、メジャーデビューした、21歳の女性アーチストだった。気になった。

車を返す前に、普段なかなか行くことがないところでラーメンが食べたいと思った。しかし、東名から246沿いにそのような店の心当たりはなかった。

ふと、第三京浜の玉川出口そばにあるラーメン屋を思い出した。バイク便をやっていた時、たまに食べた。ラーメンショップ系の店だ。食べログで調べると、店名は「なかむらや」というらしかった。近くに駐車場もあるようだ。そこへいこう。

用賀で環八に降り、上野毛に向かった。店は環八外回り沿いにあり、駐車場は一本裏道沿いにあるらしかった。
店よりも先に駐車場に向かった。しかし、ゆっくり車を進めても、それらしきスペースは見当たらなかった。
環八に戻り、店の前を通ると、シャッターがしまっていた。お盆休みなのかもしれない。

まだ11時を過ぎたばかりだったので、このまま車を返し、いったん家に帰ることにした。

12時に新宿地下駐車場で車を返し、12時半過ぎに帰宅。洗濯機を回し、水耕栽培トマトの水を補給した。

昨日熱海の海岸でなくしたサンダルをまた購入したのだが、もう家に届いていた。

自転車で荻窪の「丸信」へ。
途中、「ラーメン二郎荻窪」と「春木屋」の行列を見かけた。「春木屋」の方が人数がずっと多かった。

「丸信」はシャッターが下りていた。かきいれ時に休むあたりが、個人経営店らしいなあと思う。「春木屋」と同等の店なのに、行列店への道を避けているようなところがある。

代わりにどこへ行こうか考える。「丸信」の系列店とも言える「菊地」へ行くか? しかし、メンマの味は本家にかなわない。「丸信」に行く以上は、メンマラーメンを食べようと思って家を出たのだ。
ならば、全然別のラーメンがいいだろう。「二郎」はどうか。さっき通りがかった時、行列はできていたが、それほど大人数ではなかった気がする。久しぶりに行ってみるか。でも、7人以上並んでいたらやめにして、大宮八幡そばの「草むら」で謎選曲のBGMを聞きながらチャーシュー麺を食べよう。

「二郎」の前には5人が並んでいた。許容範囲だ。食券を買い、列の後ろについた。10分ほど待つと順番がきた。食券を出し、レンゲを取ってきて待つ。すぐに「ニンニク入れますか?」と聞かれた。先に入った客より早く聞かれたので、混乱してしまい、「いいです」と答えてしまった。結果、トッピングなしになってしまった。

しかし、素の状態で食べる二郎のラーメンは食べやすかった。そもそも、これが本来の姿なんだよなと思った。二郎に行くたびに、ニンニクアブラとか、ヤサイ味濃いめとか、ニンニクアブラヤサイマシとかトッピングを追加し、「千と千尋の神隠し」の、千尋のお父さんになってしまった気分になるのだが、今日は食べ終わってもハクのまま店を出られた。

図書館で本を借り、2時帰宅。

アイスを食べ、昼寝をし、4時半から走りに行く。五日市街道を松庵まで往復した。

一昨日買った人参玉ねぎジャガイモでカレーライスを作った。肉はなし。ハマグリを3個入れて出汁を取ったので旨味は十分。

夜、月曜からいじめ続けてきた体をケアしに新宿へ。熱海に行ってきた話する。熱海プリンのことを聞かれる。そういえば行列があったと答える。

帰宅し、水曜に漬けた茄子のぬか漬けを肴にビールを飲んだ。鉄茄子を入れて色落ちを防いでいたのだが、端の方の色がくすんでしまった。でも、よく漬かっていて美味しかった。

3時就寝。