「宮本から君へ」観る

8時起き。昨日は気温が32度まで達し、昼間は真夏の暑さだったが、夜になると気温が下がった。
今日は朝のうち天気は曇りで、小雨もちょっと降っており涼しかった。

朝飯に、ご飯、きゅうりのぬか漬け、豚汁を食べた。

昼、豚汁の残りをカレーにした。具がほとんど残っていなかったので、イシイのハンバーグを足した。

3時半頃に走りに行く。今日は荒玉水道を南に、ルーティンの10キロを走った。
8月9月と、月間走行距離を稼いでいる。8月は290キロ弱、9月は200キロちょっと。今月26日にフルマラソンを走るのだが、レース前の走り込み距離は、今回、今までで最も長い。
本番まで残り三週間を切っているので、毎日10キロではなく、何日おきかのペースで長めの距離を走った方がいいだろう。だが、それはそれとして、今は10キロ走がごく楽な距離だという認識ができている。そういう状態になるのは本当に久しぶりなので、寒くなる前に、走れるうちに走っておきたい。

夜、冷凍していた肉じゃがカレーに、イシイのハンバーグを足して食べた。

9時前に新宿へ。バルト9にて「宮本から君へ」鑑賞。上映時間が2時間以上あり、終わった時は12時を過ぎていた。丸の内線の終電に乗った。12時半過ぎ帰宅。

『1974年のサマークリスマス』読了。「林美雄のパックインミュージック」という70年代の深夜ラジオにスポットをあて、MCを勤めた林美雄と、番組に魅せられたリスナーの関係を描いている。著者は『1964年のジャイアント馬場』等を著した柳澤健。
番組は1974年にいったん終わり、林美雄は1975年に「歌う銀幕スター夢の競演」という、映画スターたちによるコンサートの企画立案と司会をする。この時ボランティアスタッフとしてかつてのリスナーたちが活躍する。番組は、再び、もう少し早い時間で始まり、1980年に終了した。文字通り、70年代を駆け抜けた深夜放送だった。本当に良いものは自分で見つけるという林さんの姿勢は、まことにその通りだと思う。だから、ネットで「あなたにオススメ」なんて記事や宣伝が出ても信用しないようにしている。
たいへん面白かったが、「1XXX年の何々」というタイトルはもうやめた方がいい。虎舞竜みたいになっている。

「宮本から君へ」は、90年代初頭にコミックモーニングで連載されていた漫画が原作。
オレは当時大学生だったが、あのシーンの衝撃はよく覚えている。
今回の映画は、あのシーンを物語の中心に置いている。冒頭、怪我をした宮本が釈明をする場面で始まり、過去・現在・過去・現在と時間が流れていったので、すぐにそうなのだろうとわかった。現在場面は靖子の髪が短く、過去では長い。
靖子を演じる蒼井優は、「ザ・体当たり演技」をしているが、笑顔が尋常でないほど魅力的で、唾が飛ぶ勢いで叫んでも、清潔感があった。宮本と初めて結ばれるシーンで、宮本と靖子は、抱き合い、触り合い、舐め合うのだが、お色気シーンという感じはせず、けれど肌が汗ばんでくる感じが伝わってきて、実にエロチックで良かった。
「あのシーン」後の絶望感たるや凄まじく、もし自分が宮本と同じ立場に置かれたら間違いなく犯罪者になるだろうと思った。宮本を許すことができる女性客もほとんどいないだろう。
そこから極限状態を経てのラストは、やはり感動した。よく生き延びたよお前らは、と、寿ぎたかった。
全編通して蒼井優がただただ魅力的で、ほぼずっと彼女だけ見ていた。凝視していた。
池松くんは、あの宮本をやるというだけで好感度ハンディキャップがすごいものがあるのに、よく受けて立ったし、また、相当の覚悟でやっていたのが伝わってきた。
ピエール瀧も久しぶりに見た。佐藤二朗さんはさすがに上手かった。
でも脇役で一番「おっ?」と思ったのは、靖子の元カレを演じた井浦新だった。嫌な奴なんだが、どこかにスキがあって、そこに、許せる感じがあった。傷ついた靖子に「こっちこい」と言って抱きしめるところなど、うなってしまった。あれはお見事。
手持ちカメラで撮った場面が多いのが気になった。動きのある場面ならいいのだが、そうでない場面で手持ちだと、ブレが目立った。絵が美しい場面もあまりなく、夜の海の場面も短くてあんまりきれいに撮られていないのが残念だった。あそこは息が止まるほどビューティフルに撮って欲しかった。他にも(ん?)と思う映像もあった。2時間を超える作品だったが、1時間50分くらいに出来た気もする。
だが、そういうことではないのだろう。スタッフ・キャスト全員が「宮本化」して撮った映画なのだ。撮り遂げたという言葉こそふさわしい。

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