『ドグラ・マグラ』上巻読んだ

朝、8時過ぎ起き。
土日は家にずっといて、夜はウイスキーを飲んでいた。ウイスキーは好きなのだが、酔いがある程度進むとその先へいかず、滞る感じになるので、結果、酒が進む。で、翌日の二日酔いがしんどいことになる。
たぶん年をとったせいだろう。丁度いい酔いのレベルに滞空できなくなっている。

雪が降るという予報だったが、朝はまだ晴れていたので、自転車で永福町へ行き、駐輪場に止め、電車で石切場へ向かった。で、自分で鉄輪を足にはめ、看守に背中を向けてひと鞭もらい、石を運んだ。

昼、「味咲家」でカツカレー食べる。

午後、年次仕事があらかた片付いたので、最後の仕上げにとりかかる。今週ひと段落つけば、予定通り。

夕方、同僚Tさんに、どこに住んでいるか聞かれ、あっちの方ですと答えると、
「それじゃ、(橋本方面と違って)雪、積もりませんね」
と言われた。
2014年の大雪の時は結構積もったけどな。でも、その時、八王子に住んでいたY氏は、自宅マンションそばの坂道で、胸まで雪に埋もれたと言っていたから、やはり積もらない方なのだろう。

夜、レトルトの肉団子、茹でキャベツ、トースト食べる。それも、まとめていっぺんにではなく、1時間くらいおいて。

『ドグラ・マグラ』読む。日曜に上巻を読了した。奇書と言われるが、ストーリーよりも、構成がそうだと思わせる。小説内論文、小説内映画というふうに視点が変わり、今はどの人物のターンなのか、わからなくなってくる。SF以前の日本において、読者は、どう読めばいいのかわからなくなり、混乱したのではないか? それゆえに、読んだら気が狂うという宣伝文句になったのではないか?
実際、そこまでイカれた内容ではない。残酷描写もそうだ。大したものではない。むしろ、戦前の読者を混乱させたであろう構成が、アバンギャルド作品を読む楽しみになっていて、さらに、細部がとてもよく書かれていて、普通に面白い。