プレゼント色々

朝飯を食べずに仕事へ。
いつの間にか弁当ライフも中断している。

午前中、kくんがやってきた。
「かみさま、今日が僕の元旦です」
そう言って彼は、水泳用ゴーグルをくれた。

すると隣の席のSくんも箱を二つくれた。
一つ目はブックエンド、二つ目はクジャクの羽を模したボールペンとペン立てだった。

さらに、TさんとK兄さんが、赤ワインをプレゼントしてくれた。
大いに驚き、恐縮してしまった。

先週も含め、誕生日にこれだけ色々な人から贈り物をもらったのは初めてのことだった。
一つ一つが胸にしみた。

仕事後、まっすぐコナミへ。
筋トレをやり、クロストレーナーを1時間やり、プールで1キロ泳いだ。

10時帰宅。

舞台美術をお願いしている仁平さんに電話をする。
名字の読み方をいきなり間違え、訂正される。
最初から大失敗だ。
ご挨拶程度の話しかできなかったので、あらためてメールをする旨を伝える。

椎名誠『大きな約束』読了。
椎名さんの私小説はふたつの系譜があり、一つは『哀愁の街に霧が降るのだ』の延長上にある、実名型。
もう一つは、『銀座のカラス』の延長上にある、フィクション型。
『大きな約束』は前者で、『帰っていく場所』の続編ともいえる。
息子の岳くんはアメリカにいて、椎名さんは孫からの電話を楽しみにしつつ、相変わらず旅の多い生活を続けている。
『帰っていく場所』や『春画』に感じた寂寥感はあまりない。
椎名さんなりの老境になじみつつあるのだろう。
悪い感じはしなかった。