好ましい「ひー!」

朝7時起き。

課題曲の練習をして、10時に先生宅へ。
芝居の台本でいえば、滑舌と抑揚を正しく決めてセリフを覚えたその先に、おれはそれをこう言うのだ、という楽しみがあるのだが、楽譜においてはまだその手前で必死に手を動かしている段階なので、先生の説明を聞いてうなずきつつも、頭の中は「ひー!」になりがちだ。でもその「ひー!」は、19歳の頃、もしくは24歳の頃に、演劇で感じた「ひー!」なので、好ましい懐かしさである。19歳は演劇ビギナーとして。24歳はスクール生として。

11時帰宅。小休止してから自転車で中野へ行き髪を切る。最近、左側のそり込みスポットが薄くなったことを伝えると、「白髪も浸食してますね」と、ダメ押しされ、炭酸クレンジングを勧められた。
「焼けました?」と、メンズ店員と、担当さんに言われ、日曜日にハゼ釣りをして焼けたとそれぞれに答える。人と会うことのない夏だが、ソロ活動で色々行っているため、焼ける要素の多い夏でもある。

3時帰宅。
『カラマーゾフの兄弟』中巻、読み始める。利発な少年コーリャ登場。上巻で出てきた、アリョーシャに噛みついたイリューシャに関わる章。イリューシャはかわいそうに、労咳を病んでしまい、どうやら助かる見込みがない様子。かつて彼をいじめていたボーイ達は、気の毒に思ってか、あるいはアリョーシャに慫慂されてか、見舞いに訪れている。コーリャは、その中でも、見舞客の真打ちだった。なぜなら、イリューシャはコーリャに心酔しており、さらに、病を得る前、おとっつぁんがドミートリーにどつかれた事件の後くらいに、ささいなことから喧嘩をした経緯もあったので、コーリャが見舞いに訪れることは、アリョーシャ、イリューシャ、見舞いボーイズ達が待ち望んでいることでもあった。

夜、Sさんと久々に話す。引きこもり生活のことなど色々。

1時帰宅。小腹が空き、ファミマでハンバーガーとデザートを買ってきて食べた。最近、糖質の制限が緩くなっているが、以前のようにがっつり食べることができないので、結果的に摂取量は減っている。やっぱり、毎日走らないとな、と思うが、昨年のような願掛け要素が今はないので、なかなか実行に移せない。

4時就寝。