昆虫食自販機

8時起き。実家冷蔵庫をあさり、冷凍してあった餃子を見つけたので焼いて食べた。

10時過ぎに家を出る。地獄温泉の後遺症で右足が痛かった。日本橋で降り、自転車でお堀の北側を回り半蔵門へ。20号から外苑西を左折し、ホープ軒でラーメンを食べた。

代々木から初台を通り、方南通りに抜ける道を走っていると、『昆虫食はじめました』という幟を見つけた。二人の男が自販機の前で色々話していた。自転車を止め、彼らが立ち去ってから自販機の前に行った。昆虫食の自販機だった。
コオロギの柿の種、スズメバチそのものなどが売られていた。タガメサイダーという飲み物もあった。サイダーはタガメエキスが入ったラフランス系の味らしかった。それなら飲めるだろうと思い自販機に金を入れた。500円以上した。
サイダーを手に取ると背後で子供の声がした。「あ!お母さん止まって!これ欲しかったの!」振り返ると小学生の男子と母親が自転車に乗っていた。
「ねえ、これ欲しい!」男子は言った。
母は息子が何に興味を示したかよくわかっていないようだった。男子はじれったそうに続けた。
「昆虫食だよ!」
「ええ?」
「買って!」
「いやよお!」

あの感じじゃ、買ってあげなかったろうなあと思いながら自転車を漕いだ。「失礼ですがマダム、少年の好奇心は大いに育むべきものです。差し出がましいですが、私が彼にこのタガメサイダーを進呈しましょう」などとオレが言い出したらどうなったろう。変態扱いされるだろうな。

1時半帰宅。

『三四郎』少し読む。与次郎がいい。落語に出てくる慌て者みたいで憎めない。美禰子とよし子もかわいい。明治の書生はこれを読んでどっちがタイプかをこっそり囁き交わしていたんじゃないか。

夜、こたつで漫然だらり体勢に入ってしまった。そこから出られない。伸びをするとそのまま寝てしまいそうになる。
必要じゃないものをこたつの上に色々置きすぎている。これも、漫然だらりの原因になっている。最低限のものだけを置いていればいいのだ。片付けよう。今日じゃなくて明日ね。

11時就寝。

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