無人神社

9時起き。
こたつの上を片付ける。鉢をよそに移し、いらない書類を捨て、グラスをキッチンに持っていった。ただそれだけでもずいぶん片付いた。

朝飯にホットドッグとサラダ食べる。

キッチンの洗い物をすべて片付け、ぬか床にぬかと塩を足した。今年は糖質制限をしたため、ぬか漬けをご飯と一緒に食べる回数が減ったが、それでも最低週に一度は何かを漬けるようにしていたので、ぬか床は生きている。

『三四郎』読了。美禰子は結婚し、三四郎は失恋した。しかし、悲劇的結末ではないと思う。再読して思ったのは、三四郎はいい恋をしたなあということだった。この本が出版された当時、学生達は三四郎をまるで自分のことのように思い、のめり込んだのではないか。
与次郎だけが落語の中の人物みたいなのが笑える。あと、原口が美禰子をモデルにして絵を描く場面も良かった。「よし、おれもたくさん絵を見よう」と、明治の学生読者は思ったのではないか。
啓蒙効果が高いのに啓蒙臭がしない。そもそも漱石は青年を啓蒙する意図はなかったろうが。

3時に家を出る。西葛西へ。オーケーストアに寄る。生牡蠣を買おうと思ったが売り切れていた。それ以外の品物も売り切れており、パンの棚は一部空っぽになっていた。ワインと変なケーキと鶏肉とピーナッツと発泡酒を買った。

実家帰宅。年越しそばとして昨日買った油そばを作った。父はそんなに食べられないので、自分の分を多めにした。カイワレが売っていなかったので豆苗を使ったが食べにくかった。

7時過ぎから紅白を観る。今年は無観客開催だった。ウルフルズがYoutubeで公開した『タタカエブリバディ』こそ今年の紅白で歌われるべき歌だと思うが、ウルフルズは出ていなかった。再生回数が少ないからだろうか。もったいないことだ。

無観客だからか、ホール以外のスタジオをいつもより駆使している気がした。NHKだからできる規模だなあと思った。ミスチルのパフォーマンスはさすがにいいなあと思った。氷川きよしはT.M.Revolutionみたいだった。

紅白が終わってから、例年通り近所の小さな神社へ初詣に行った。いつもは近所のおっさんやじいさまが四、五人いてたき火をしているのだが今年はいなかった。明かりもついておらず参詣する人もいなかった。賽銭を入れ願い事をシンプルに唱え神社を出た。
100円ローソンに寄りコルク抜きと麦茶を買った。12時半帰宅。赤ワインを開けて少し飲み、1時過ぎ就寝。