ルアートラップ対策

4時起き。しかしどうにも眠かった。
昨日焼いた焼き芋の残りを温めて食べ、7時過ぎまで二度寝した。

自転車で現場へ。寒かったが、週末はもっと寒くなると天気予報が伝えている。土日の釣りは無理だな、と思う。

8時39分現場着。

午前中、ゴッド氏とストーン氏にメールを書き、進捗の報告をする。頼まれたわけではなく、そうやってテキストに残しておかないと、先に進まないような気がした。

昼、数日前から時々食べたいなあと頭に浮かんでいた『俺の生きる道』のラーメンを食べに行った。これを食べるとボリューム的に夕食がいらなくなり、ニンニク的に人と会えなくなる。

午後、『オレイキ』を食べたにも関わらず、眠くならなかった。
ゴッド氏ツールの細かい部分を、フォームの機能を中心に仕上げていった。

仕事をしながら、ふと、土下座スクールの話を思いついた。

土下座の歴史について講師は語る。
「土下座とは、封建時代における身分関係を、肉体によってその場に再生する行為であります。そういう意味では、明治以前の日本に、現在と同じ意味合いでの土下座は、存在しなかったといえます。所作としての土下座はもちろんありました。しかし、身分の低いものが高いものにする礼は、すべてこの所作でもって行われておりました。いわば、すべてが土下座であり、そこに不自然なものはなかったと考えられるのです。しかるに明治以降、身分制度の撤廃とともに、土下座の必然性は失われました。それにも関わらず、現在においても、人々は時として、土下座を自ら行い、また、他者に強いることがあるわけです。これは、所属する共同体において、彼我の身分差を目に見える形で明らかにしたい欲求が個人の中にあることを示す出来事でありましょう。言い方を変えれば、封建時代への強い回帰願望でもあるわけです」

などなど。
しかし、土下座スクールなんて、誰が行くのだろう。
「正しい土下座は決して屈辱的なものではないのです。人は過ちを犯しうる存在であるが、過ちを過ちとして認めることもできる存在である。そのことを、一つの形として示すのが、土下座であります」
とかなんとか言って、土下座の定義をしなおし、企業の広報とかそういう人を集めて、必須スキルの講習としてやるなら、あり得るかなと思う。

でもその発想は、以前やった『顔と名前』という芝居と同じだ。気をつけないと、同じようなものになってしまうだろう。

夕方、帰り道、中野坂上のダイソーに寄った。釣り具コーナーでスプリットリングとシャッドテールワームを探すが、どちらもなかった。
バイブレーションの7グラムと10グラム、ピンホール式のアイトレーニンググラス、L版光沢紙を買った。

TSUKASAにで、リンゴ、紅はるか、栗のロールケーキ、コーヒーを買った。

7時過ぎ帰宅。

入浴。

紅はるかを焼きいもにして食べた。トースターで裏表30分ずつ焼き、オーブン160度で40分焼くと、蜜が皮から染みだしてベトベトになった。澱粉がことごとく透過され、とても甘くなっていた。色々な種類の芋を買っては焼き芋を作ってきたが、こういう風になるのは結局、紅はるかだけだということに今さら気づいた。

来月の西行き関連の調べ物をし、するべき予約をした。

Youtubeで、nanaoさんが旧江戸川河口のルアートラップの存在について話していた。トップを引いているのに引っかかって、持って行かれそうになったことがあるらしい。場所は橋の北側周辺。

それで思いだした。
先月の23日に柵のところから橋の下方面にガルバを投げて根掛かりし、あっけなくリーダーを切られたことがある。あれはルアートラップだったのではないか。

そういえば一昨日も、橋の南側でスーサンを一度根掛かりした。場所は突端だった。ロッドをしゃくったらうまく外れたのだが、ルアーに別のバイブレーションルアーが糸ごとくっついてきた。あれも、もしかするとルアートラップに引っかかったルアーだったのではないか。

あと、排水口から下流あたりがやたらに根掛かりするのも何だか怪しい。そんなに沖ではないというところが特に。

nanaoさんは、大潮の日にトラップを仕掛けにきて、次の大潮の日に持っていくんじゃないかと言っていた。取れたルアーはたぶん南葛西の『タックルベリー』で売られるのではないか。

あの店の中古ルアーはやたらにボロいのが多いが、もしかするとそうやってルアートラップに引っかかったものが売られているからではないか。この前黒鯛を釣ったローリングベイトは、あの店で買った中古ルアーだった。そして、旧江戸河口で根掛かりして失った。もしルアートラップだったら、またタックルベリーで売られるかもしれない。

癪に障った。
真っ昼間に、大きい熊手にロープをくくりつけて、トラップがありそうなところにぶん投げて引いてみたらどうか。しかし、もしトラップがあってそれを引き上げたら、周囲の釣り人に取り囲まれて、「仕掛けていたのはてめえか」と袋だたきにされそうだ。

あるいは、実際に根掛かりをしたら、糸を張って、ロープつき熊手を送り込んで、トラップのあるなしを確かめるという手もある。これなら、ルアーが根掛かりしたので自家製回収セットを試してますというふりができる。

ルパン三世が高い壁を乗り越える時に使うような、熊手みたいなかぎ爪つきロープは、どこに行けば手に入るだろう。ホームセンターに行けばいいだろうか。

ルアーリトリーバーというルアー回収機が売られているが、ああいうのではなく、トラップそのものを引っ張り上げられるようなものは、ロープでないと難しいだろう。

11時過ぎ就寝。