2022年度水耕栽培開幕

7時に起きた。
全身が弛緩していた。自転車をこいで現場に行くのが面倒だと感じた。
ここ数日ヒマだし、一応病み上がりだし、先月から二ヶ月間ばっちり働いたし、ここらでリフレッシュ休暇をとるかと思い、8時50分までベッドに横になっていた。
8時55分、電話をして、今日は休むと伝えた。

お腹の具合は良くなっていた。痛みはもうなかった。そのかわり消化能力が落ちているようで、胃のあたりが張っていた。

11時に家を出る。
中野坂上の『華吉』で、椎茸そばと大根餅を食べた。
ダイソーへ行き、水耕栽培に必要な道具類を探し、エアポンプチューブ、ゴミ箱の蓋をする板材、エアストーンを等間隔に沈めるのに使うステンレストレー、ゴミ箱の周りを囲うアルミシートを買った。

12時半帰宅。

ゴミ箱を窓際へ持っていき、水耕栽培の準備をした。

まず、ゴミ箱の周りをアルミシートで囲った。
夏場になると水温が急上昇する。そうなると酸素濃度が低下し好気性バクテリアが死滅し、水中の有機分解が嫌気性バクテリア主体で行われるようになる。すると硫化水素が発生してしまい、それを吸い込んだトマトが死滅する。
この循環を防ぐには水温が高くなるのを防がないといけない。アルミシートはそのためのものである。一昨年採用し、効果があると実感した。

続いてエアストーンの加工をした。
昨年は、一つのエアーポンプから送り出される空気を三叉分岐金具で三つのエアーストーンに分け、それぞれからあぶくが出るようにした。根っこに当たるぶくぶくを分散させ、成長が進んでからも安定した酸素供給を行うのが狙いだった。
その狙いは良かったのだが、エアストーンを水底で固定せずフリーの状態にしたため、エアチューブの引っ張り具合によってはエアーストーン同士がくっつきあってしまうことがあった。こうなるとぶくぶくの出る位置は一ヶ所と変わらない。
今回はキッチン用の水切りトレーにエアストーンをくくりつけ、トレーごと沈めることにした。くくりつける材料はトマト棚の結節に使っていた紐を使った。
エアストーンが等間隔になるよう三ヶ所にくくりつけ、トレーをゴミ箱の底に配置した。

それぞれのストーンにつけたエアチューブをゴミ箱の外でまとめ、三叉金具に取り付けようとしてから、昨年使ったその金具が家にないことに気づいた。12月に片付けた時、古いチューブもろとも捨ててしまった記憶がある。

作業を中断し、金具を買いに高井戸のオリンピックへ行った。

以前は1階にあったペットコーナーが地階に移動していた。園芸コーナーは1階にあったが、トマトの苗はまだ売られていなかった。
三叉金具を一つ購入し帰宅。3時前だった。

エアーポンプと三叉金具をチューブでつなぎ、ゴミ箱の淵から出ている三つのチューブを三叉金具につないだ。少量の水をゴミ箱に入れ、エアーポンプのスイッチを入れた。無事、三つのエアーストーンからあぶくが出た。

ゴミ箱を50リットルの水で満たし、水耕栽培用の肥料、ハイポニカを投入した。

蓋に使う板材にエアチューブの通り口と苗を設置する穴をあけた。鉢から苗を出し、土をふるい落としてから、洗面所で根についた土をそっと洗い流した。
蓋をゴミ箱にセットし、苗の茎に固定用のスポンジを巻いて、蓋にあけた苗用の穴にセットした。

設置は終わった。あとは連休頃まで特にすることはない。5月に入ってから成長スピードが一気に早くなるはずである。

夜、中日とDeNA戦をネット速報で追う。中日、先行され逆転できず敗北。