荒川釣りとしれとこ食事

7時起き。
朝飯に、ご飯、味噌汁、かぶのぬか漬け。

10時、ラメールで6月にやる曲の選定をする。オレの年齢で指を動かせるようになるのは大変らしいので、いつも16歳になった気分で練習している。

1時、西葛西へ。実家の玄関に荷物があった。母が玄関に来て、友人のNさんが来ていると言った。
このNさんは、たしか色々とセンシティブな人であったなあと思い出した。オレみたいなのが居間にぬっと顔を出すと、(無職引きこもり独身息子がパチスロで3万負けて母の年金を小遣いとしてせびりに来たのね)とか思われ、心をざわつかせてしまうかもしれない。大人しくしていようと思い、自室にそっと入り、食パンにハムを挟んだのを昼飯に食べた。

食べ終わってから、シーバス釣りの支度をして外に出た。

なぜか今日は荒川で釣りがしたいと思った。一ヶ所のポイントで粘るのではなく、ランガンしながら歩いて釣りがしたかったので、フィールドの広い荒川の方が良さそうだと思ったわけだ。

清砂大橋を渡り、橋の南側で釣りを始めた。シーバス釣りを初めてちゃんとやった2016年ごろは、人類の負債レベルでへたくそなオレなんかが釣り場にいくと迷惑だろうという劣等感があったため、荒川や旧江戸川河口には入れなかったものだが、今は安ざおでも堂々と入れるようにはなってきた。進歩進歩。

アングラーは橋の周辺に一人だけいた。

デイゲームなので、VJ-16やバイブレーション、ローリングベイトを中心に投げようと思ったが、根の様子がわからなかったのでVJ-16の代わりにダイソージグヘッドを投げた。

足場は橋に近いところほど悪く、遠ざかるほど良くなった。

基本的に、アップクロスかダウンクロスに投げ、かけあがりを斜めに引いてくることを心がけた。

安物バイブをアップクロスに投げた時、竿先が重くなった。根がかりではなくラインは引けた。ゴミでも引っかけたかと思ったが、竿を引かれている感触があった。
ラインが底に引かれるような動きをしていたので、シーバスではないと思った。黒鯛かな、と思いながらドラグを緩め、ロッドを立てて引くと、バレてしまった。
ルアーのフックのところにうろこがついていた。スレがかりだったようだ。

その後、ローリングベイトを投げた位置があまりにも岸際に近すぎたため、ゴロタに引っかかるのを恐れて早巻きした時に、フックに小さいサッパが引っかかってきた。いわゆるマイクロベイトだった。

それ以外にアタリはなかった。

河口に向かってランガンするうちに干潮時間間際になった。巨人中日戦は巨人の先発シューメイカーが中日打線をノーヒットに抑えていた。中日はマルティネスのヒットでパーフェクトは免れたものの、3対0で破れてしまった。その結果を聞いて、釣りも今日はダメだろうなと思い、納竿することにした。

5時、実家帰宅。

夜、タクシーで新掘の『しれとこ』へ母と夕飯を食いに行った。

この店がオープンして間もない頃、家族で行ったことがある。オレは六歳で、ちょうどおたふく風邪にかかっており、食事どころではなかった。

環七を北上し、京葉道路を右折して、新中川の橋を渡ってすぐ左にその店はあった。そのあたりは二十代の頃ちょくちょく来たことがある。橋を渡ってもう少し進むとパチンコ屋があり、その店で打つとよく勝てたのだ。しかし、当時『しれとこ』がその近くにあるとはまったく気がつかなかった。

座敷に上がり、ビールを頼み、メニューを検討した。ふきと鮭の煮物、にしんの塩辛、イカソーメン、紅鮭寿司、ぬかにしんの塩焼き、ふかしたじゃがいもを頼んだ。

じゃがいもにはバターと牛乳が添えられてきた。6歳の時、オレは好き嫌いが多く、牛乳も嫌いだったのだが、母が「これ美味しい。これなら飲めるわよ」といってコップをよこしてきたのを覚えている。飲んでみたが、それが牛乳であるがゆえに牛乳が嫌いだったのであるから、やはり全然おいしいとは思えなかった。
今はもちろん飲める。「あんた飲んで」と母が言ったので、6歳の時の復讐でもするような気分で、ぐいっとやった。

意外なことに、北海道直送のその牛乳は濃厚なものではなく、水分補給のためにごくごくのめそうなくらいあっさりとした味だった。

ぬかにしんは、大きいニシンを糠につけて味付けしたものらしく、脂がたっぷりのっていて食べごたえがあり素晴らしかった。ご飯のおかずと考えたら、飯三杯分くらいのボリュームはあった。

8時に店を出た。母は店の人と常連の如く話していた。社交スイッチが入ると一気に若返る。

どれも美味しかったが、単品ではなく定食を頼み、その後で気になった単品を頼んだ方が安かったことに気づいた。次に来た時はそうしようと思った。しかし、辺鄙なところにあるので人を気軽に誘えない。

京葉道路を横断しタクシーを拾った。個人タクシーだった。母は気分がアガっていたのか、運転手と気さくトークを繰り広げていた。

8時過ぎ帰宅。

2時半に起きるため、10時前就寝。

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