にわかに体調悪化

5時起き。

昨日届いた水耕栽培の自動給水弁を取り付けた。取水口の網はゴミが詰まるのであらかじめ取っ払った。取水口は真上にあり、放水口は横にあるので、前のよりも設置しやすかった。

トマトを収穫し、下葉かきと枯れた葉の刈り取りをした。枯れはずいぶん広がっていたが、容器に日差しが当たるようになってきたので、昨年の経験から予想すると、根に近いところに生えている脇芽の若芽が育つと思われる。

自転車で中野。地下鉄で現場へ。

午前中、ストーン氏が久しぶりにいたので、仕様について質問をして、ツール作成をした。

昼、メルカリで売れた雑誌を発送しに、現場から結構離れたファミマへ行った。帰りに、昼飯に何を食べればいいのかわからなくなってきて、結局コンビニでおにぎりとあんパンを買い、現場の奴隷待機所で食べた。

午後、空調の温度設定が上げ気味になっていたせいか、二の腕が汗ばんだ。また、先日買ったガーミンが表示する脈拍が妙に早かった。暑いとそうなるのかなあと思った。

夕方、現場を出て駅に歩く時も心臓がドキドキした。ちょっと動くだけで心拍数が上がってしまうようだった。

6時、西葛西へ。実家帰宅。
すぐ水のシャワーを浴びた。

夕食に、なすそうめん、かぼちゃ煮つけ、オムレツ。

夜11時頃に、満潮からの下げ狙いで釣りに行くつもりだったので、それまで仮眠をとった。空調のない自室は蒸し暑かった。

10時に起きた。母はまだ起きていて居間でテレビを見ていた。体が火照り、喉も渇いていたので、居間に行き、かき氷を食べてコーラを飲み、母と少し話した。

自室に戻り、またウトウトし、11時半に起きた。今夜は満潮が9時半頃で、潮位が大きく下がりはじめるのは11時台だった。暑いし、眠いし、釣りに行くかどうか迷ったが、シンペンを引く練習をするためにも行くべきだと思い、着替えて家を出た。

雷の『うひょゾーン』に向かった。

土手に自転車を止め、河原に下りた。ちょうど夜中の12時だった。アングラーはいなかった。

うひょゾーンから、木を数本隔てた下流で釣りはじめた。流れはほとんどなかった。岸に近いあたりにアシや木片のゴミがたくさん浮いていた。

パイロットルアーとして、サイレントアサシンのレッドヘッドをアップに投げた。うひょゾーンからだとダウンになるあたりだった。しかし、ルアーはかなり左にそれて岸際に落ちてしまった。ゴロタ石に引っかかる感触があったので急いで引き上げた。

もう一度アップに投げたが、今度もまた岸際に投げてしまった。へたくそめ、と自分に悪態をつきルアーを引いたが、岸のゴロタ石にルアーが引っかかってしまった。

引っかかっている場所に直接行けば手でルアーを回収できたかもしれなかったが、致命的なほど引っかかってはいまいと思い、ロッドをしゃくった。するとラインのテンションが急に緩んだ。

(この程度のしゃくりでラインが切れた? マジで?)

と思い、リールを巻いてリーダー先端を調べた。結んであるスナップが開いていた。しっかりフックさせないまま投げていたらしい。ルアーはしゃくりによってフックから外れてしまったのだ。

どのあたりで引っかかったのかはまったくわからなかった。フックから外れた衝撃でゴロタ石の間に落ちている可能性もあった。昼ならともかく、ヘッドライトをつけて真夜中に探すのは不可能だった。

回収を諦め、スイッチヒッターを付け直した。こうなったら、うひょゾーン方面に魚が居ついていると信じて、シンペンを流していこうと思った。

しかし、自分のいる、うひょ南ポイントの岸辺にゴミが滞留しはじめた。ルアーを引いてくると毎回必ずフックにゴミが引っかかるようになった。これでは魚が逃げるなあと思い、うひょゾーンそのものに移動することにした。

ルアーをクー100Fに付け替え、アップに投げてリトリーブした。クーをしばらく投げてからシンペンに変えるつもりだった。

しかし、ポイントを移動してきたあたりで、呼吸が苦しくなっていた。あからさまに苦しいという感じではなかったが、ガーミンを見ると脈拍が120くらいに上がっていた。

暑さのせいだろうか? それとも、何か心臓にトラブルでも起きたのだろうか? 覚えはまったくなかった。先月22日に受けた健康診断でも結果は良好だった。

だが、体調はにわかに悪くなっていた。クーを数回投げた時、本能的に釣り中止を判断した。

自転車のところまでゆっくり歩いた。ロッドを片付ける時、立ったまま作業するのがしんどく感じた。自転車に乗り、土手のスロープを下りると、風が吹いて少し気分が良くなった。そこから先はギアを低い段のままにしてゆっくり漕いだ。

環七の交差点で止まっている時、両足を下ろして呼吸を整えた。腹式呼吸を繰り返す。しかし、立ちくらみの感覚に見舞われてきた。

立ったままの状態で少しの間失神していた。我に返り、今オレ、失神してたなと自覚した。おそらく覚醒物質が急遽脳内に分泌されたようで、意識がクリアになっていた。

しばらく交差点の縁石に腰掛けて息を整えた。かなり汗をかいていた。ロッドケースとフィッシングバッグが体を締め付けている感じがしたので、緩くなるようにかけなおした。

自転車に乗り、ゆっくり実家に向かってこいだ。1時帰宅。水のシャワーを浴び、布団に横になると、呼吸が落ち着いてきた。そのまま就寝。