『PLASMA』聞く

7時過ぎ起き。
肘痛みはもうほとんどなくなり、曲げ伸ばしも大分できるようになった。

椎茸を外に干し、刈り取ったトマトの葉や茎をゴミ袋にまとめた。

朝飯に、ご飯、キャベツ炒め、ゴーヤぬか漬け、味噌汁。夕べと同じもの。

12時まで、AKIRAセーター編みをする。襟回りを編んでいてミスに気づいた。前回もやってしまったのだが、セーターを裏返したまま作業したため、接ぎ合わせた部分がぽこっと飛び出してしまったのだ。幸い、まだ一周分くらいしか編んでいなかったので、ひと目ずつほどいて一からやり直した。

1時、家を出る。自転車で劇場へ。外は激アツだった。

2時、舞台観劇。初見。数日前にチラシを見て気に入り、『ジャケ買い』観劇と相成った。
しかし、冒頭で(思ってたのと違うな…)と思った。役者が勢いで押す芝居で、本もそういう役者にあて書きされているように思った。
失敗したなあと思っていたのだが、最後の方になると、なんというか、役者の熱演にほだされてきて、これはこれでいいかと思えるようになった。たぶん、本をもっと緻密にした方がいい。

昼飯に、ヴィレッジヴァンガードダイナーのハンバーガーを食べ、ビールを飲んだ。ヴィレバンダイナーに入るのはかなり久しぶりだった。相変わらず店員さんがが丁寧だった。

4時過ぎ帰宅。

Perfumeのニューアルバム『PLASMA』が届いていた。PCに取り込んで聴く。

冒頭、新曲の「PLASMA」からの「Time Warp」で、やはりアルバムになると既存曲が良くなるなあと思った。正直、昨年の「ポリゴンウェイブ」を除いて、ここ数年のPerfumeのシングル曲にはあまりそそられてこなかったのだ。だが、コンセプトの整ったアルバムというフィールドに配置されると、俄然、輝き出す。前作『Future Pop』の時もそうだっだ。

新曲「Spinning World」と「Drive’n The Rain」を聞いてのけぞった。

良すぎた。

実は今回、ヌーアルバム発売は知ってたけど、どうも天邪鬼な心地になってしまって、予約をしていなかったのだ。それでも、さすがに曲は気になるので、発売日にSpotifyでチェックした。そして、「Spinning World」のイントロを聞き、すぐに再生を止め、AmazonにCDを注文した。これ、聞かなあかんやつやん、と思って。

「Spinning World」は、終始ファンクであるところにワクワクさせられた。これまで、ありそうでなかった曲調だ。『トライアングル』に入っている「Kiss And Music」が近いと言えば近いが、あの曲は彼女らの年齢的に時期尚早で、むしろ時期尚早っぷりを狙った曲だった。

「Drive’n The Rain」は、Perfumeが音楽的な原点に立ち返った曲だと思う。
ずばり、踊れるのにエモい曲、だ。
初期から2013年頃までPerfumeがリリースしたシングルやアルバムにはそういう曲がけっこうあった。「シークレットシークレット」とか「VOICE」とか、ライブ定番の「エレクトロ・ワールド」とか。

2014年以降は、なかった。
踊れる曲はあったし、エモい曲もあったけど、両方を満たした曲はなかった。個人的感想。

そこに不満もあった。きゃりーぱみゅぱみゅの方がそういう曲あんじゃん、やいナカタ! とか、思ったりした。

しかし、いいなあ「Drive’n The Rain」は。
同じ曲を猿再生することを、何年かぶりにさせられている。

夜、茄子の力士味噌炒め、ゴーヤぬか漬け、トマトで夕飯。

中日広島戦聞く。オレが聞くと勝利の女神に気づかれるので、バレないようにそっと聞く。
ビシエドが8回表に逆転タイムリーを打つところを聞いた。その後木下が1点追加。広島は9回に1点差まで詰め寄ったが、中日が逃げ切った。3連勝。

『失われた岬』読了。読み始めた時に感じた印象とはまったく異なる類の作品だった。ミステリーかと思わせておいてSFになり、近未来ディストピア小説になり、悲観的未来が実は救いと対の概念になっており、我々が今対峙している現実を意識させられ、大きな問いとなって終わった。

10時半就寝。