『少女仮面』観劇

6時半起き。

朝飯にチーズトースト食べる。

午前中、先週末に作ってきたツールのリリース向け作業をした。

昼、配達弁当食べる。

夕方、赤坂見附へ。

『和』というラーメン屋でとんこつラーメン食べる。

7時半、赤坂レッドシアターへ。糸あやつり人形一糸座公演『少女仮面』観劇。唐十郎の名作を天野天街が演出した。

人形劇と役者の芝居が渾然一体となった舞台だった。映像を使った場面転換や、しつこい繰り返しなど、天野さん特有の演出があった。春日野を人形が演じ、甘粕をあの大久保鷹が演じていた。

甘粕が軍服を着て登場してからの場面は、わけがわからないのに切なさが胸にこみ上げてきて、涙が出てきた。

そういえば、初めて見た唐十郎の舞台は、目黒不動尊前紅テントで上演された『電子城』だった。その作品は偶然にも、大久保鷹が十数年ぶりにテント芝居に出演するのが話題になっていた。

しかし、当時は演劇を始めて間もない頃だった。若くバカだった。感受性は埋め立て地のひび割れたアスファルト同然だった。そして芝居を見ても面白いと思えなかった。わけがわからないと思ったのは今日と同じだったのに。

つまり、若い頃は意味がわかってわけがわかるものしか受け入れられなかったということなのだが、世の中そういうものだけで成り立ってはいない。その後成長して、憧れたり好きになったりするものの多くは、そうでないもの側に含まれていた。

過去の亡霊のごとく現れた甘粕を見て、満州時代のことを思い出す春日野のように、なぜかオレも、初めて見た唐十郎芝居のことを思い出し、春日野と同じように、切なくわなないたのだった。

夜10時、実家へ。

1時過ぎまで部屋で休んでから、シーバス釣りに行く。

中川の葛西橋明暗へ行ってみたが、先行者がいたので、中土手に渡った。しかし中土手の明暗部にも先行者がいた。

しかたなく、自転車であいているポイントを探し、橋の明暗部から離れたポイントに陣取った。

潮は明け方5時6分の満潮に向けてあげていた。流れは速かった。バチ抜けルアー、シンペン、ワームを投げた。水面にボイルはなく、バイトも得られなかった。久しぶりにダイソーのシンペンコットンキャンディーを投げ、カウントダウンして引くと、手前のかけ上がりで根掛かりしてしまった。それをロストしたところで4時近くになり、潮位も上がってきたので納竿した。

4時過ぎ帰宅。就寝。