さようならは返してもらうぜ

7時起き。

朝飯にトースト。

自転車で中野駅へ。少し肌寒かったが、冬に戻りようもない春が、頑張って寒くした程度の寒さだった。

午前中、土日の間に色々起きた新ツールトラブルの対応をする。

昼、配達弁当食べる。

午後、新ツールの対応続き。Teamsに色々書きまくる。

夕方、実家へ。夕食に青椒肉絲食べる。母、せっかく肉を買ってきたのに、一緒に炒めるのを忘れたという。しかし肉片は入っていた。聞くと、ソースにあらかじめ入っていた肉だという。
味は問題なかったので、特に文句を言うこともなく食べた。

7時半、中土手へシーバス釣りに行く。
バチ抜けのシーズンはおそらく今日が最終日ではないかと思っていた。そのため、混んでいると予想し、幾分かは空いている中土手を目指したのだが、葛西橋の明暗に釣り人はいなかった。

中土手の、葛西橋から50メートルほど上流に移動したあたりに陣取った。北風が吹いていた。時刻は20時前だった。満潮時刻は21時過ぎだったので、潮は上げていると予想していたが、流れは極めて緩やかに下げているようだった。

アルデンテを明暗の際に投げ、その後、アップやクロスに投げた。反応はなかった。

何投か投げていると、ラインがガイドを通る時にボコッとする手応えがあった。巻き取って調べると、軽く絡まっていた。

ルアーを土手に置いてベイルを起こし、ラインを出しながら歩き、絡まっている部分まで引き出した。どういとうこともなくほどけたので、ベイルを戻し、ラインを巻き取った。

流心まで投げて見ようと思い、ルアーをマニック135に替えた。

投げた直後に異変を感じた。ベイルがゆるゆるになっており、きちんと戻らなくなっていた。

そのまま放っておくとマニックが沈んでしまい、底で根がかりしてしまうので、ベイルが起き上がるのを手で止めながらルアーを巻き取った。

ヘッドライトをつけ、ねじの緩みを確認したが、異常はなかった。

ルアーをノガレに替えて投げ、岸に近いあたりをゆっくりリトリーブしてみたが、巻いているとベイルが勝手に起き上がり、巻き取りができなくなった。手で戻し、最後まで巻ききったが、これでは釣りにならないと判断し、納竿した。

8時半帰宅。

ドライバーでベイルを外してみると、部品であるバネが切れていた。経年劣化だろう。

リールはダイワの格安モデルであるクレスト。2021年11月15日払暁、釣りの途中に東陽町の上州屋で買ったもの。それまで使っていた同じくダイワのレブロスが、投げてはラインが絡まるという事態に陥ったため、急遽新しいリールを買ったのだった。

この日は、釣れるまで帰らないという釣りをしていた。一昨年の11月なんて、オレの釣りスキルは偏差値30台だった。午後3時すぎから始めたものの、午後7時過ぎまでノーバイト。食事をして9時から再開し、深夜3時間でノーバイト。その間、ライントラブルが2回。1回目はラインを交換したが、2回目はリールごと交換したのだ。

この時に買ったのがクレストで、その後、東京湾奥で釣った魚はすべて、このリールで釣り上げたのだ。

今年、バチ抜けシーズンが始まる前に、もしシーズン中にシーバスを釣ることができたら、新しいリールを買おうと思った。そして、3月に入り、50センチクラスを2尾と、84センチランカーサイズを1尾、釣ることができた。新しいルアーをいつ買ってもいい状態になっていた。

そのタイミングを見透かしたかのように、今日、壊れたわけである。

切なくなった。

今までありがとう。さようなら。

いや待て。ベイルの修理くらい、自分でできるんじゃないか?

そう思い、ネットで部品を検索してみると、キャスティングのサイトで、折れたバネ部分の部品を注文することができるようだった。しかもたった200円ちょっとで。

ヘイ、クレスト。いまの「さようなら」は返せ。お前にはまだ働いてもらわないといけねえ。

「ありがとう」は、返さなくてもいいぜ。