明るくなってから目が覚めた。6時過ぎだった。梅干しおにぎりを食べ、歯を磨いた。
7時45分にコテージを出た。講習先は黄金崎だった。雨は降っておらず、車から見える海もそれほど荒れていなかった。
30分ほどで施設の駐車場に着いた。そこで施設の車に機材を積み直し、その車で急坂を下りた。
設備の説明を受け、テーブルで講習内容の説明を聞いた。ディープダイビングとナイトダイビングは明日に回し、それ以外を今日やる予定となった。
バディはアオキくんという若者になった。挨拶し、ウェットスーツに着替え、機材セッティングをする。7月にファンダイブをしたのに、セッティングの最初でいきなり間違えた。
ビーチから海に入り、まずキックの訓練をした。BCを排気した状態で、キックで蹴り続ける。途中できつくなったらエアを入れてもいいと言われた。2分ほどはエアなしで頑張ったが、きつくなったのでエアを少し足し、後半もう少し足した。
次に潜降と中性浮力のトレーニングをした。潜行後はホバリングをする。前回のファンダイブでエア切れをしてしまったので、呼吸に気をつけた。安全停止をして初回は終了。
タンクを交換をし、機材準備のタイムトライアルをしてから休憩する。
二度目の講習も中性浮力が中心だったが、キックを見てもらったりなど、移動が中心となった。
上がってから、お昼にお弁当を食べた。女子二人組にはご飯が多かったらしく、少し食べてくれないかと言われたので、もらった。
午後、3回目の講習は、コンパスによる移動、逆立ち状態の中性浮力維持、あぐらでの維持を行った。あぐらがものすごく難しかった。どうしても背中のタンクにひっぱられ、後ろにひっくり返ってしまった。
レギュレータリカバリー、マスククリア、安全停止後のフロート浮上を行い、本日の講習はすべて終了した。
シャワーを浴びコテージに向かう途中、明日の講習が可能になったと、インストラクターに知らされた。現場に確認をしたところ、大丈夫と言われたとのことだった。
4時過ぎにコテージに着いた。夕食は近くの和食の店で食べることになったので、先にメニューを注文した。
コテージ近くのコンビニに行き、飲み物とインナーシャツを買った。ぶらぶら散歩しながらコテージに戻り、風呂に入り、体を洗い、湯船に入った。
部屋に戻り、スマホを見ながら6時半まで過ごし、夕食を食べに向かった。店は、前回行った店の隣にあった。
しょうが焼き定食を食べた。マキくんという参加者はスポーツマンらしく、「二人分で一人分っす」と言っていた。
コンビニで明日の朝飯と飲み物を買ってコテージに戻り、一階の広間で明日の講習の説明を受けた。明日はディープダイビングと窒素酔いについて学び、ナイトダイビングのシミュレーションをする予定となった。
説明の後は自由時間になった。コンビニでビールなどを買って来た参加者もいた。買おうかと思ったのだが、眠かったのでたぶん早寝した方が体力的にも精神的にも良かろうと判断した。
9時前に部屋に戻り、布団に横になった。すぐに眠れると思っていたが、案外寝つきが悪かった。